昔ながらの魚菜市場が「Airペイ」で一斉にキャッシュレス対応できたワケ(3/3 ページ)

» 2019年05月15日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 岩手県産の肉を扱う太田屋肉店の店主は、組合員としてAirレジを積極的に推進した一人だ。「初期費用が安いのが最大のメリットですね。全部これ(AirレジとAirペイ)でいこう! と推しました」

 店頭には、Airペイで利用できる各種クレジットカードや電子マネー、QRコード決済をまとめた案内板も。積極的にキャッシュレスを活用しようとしている姿があった。 

 いずれの店舗でも、わずか数日間ながら、若い担当者はすぐにAirレジとAirペイに慣れて、さっと入力を済ませていた。一方で、まだ慣れきれていないシニアの方も。無理に新型のPOSレジだけを使おうとせず、従来のレジも併用することで、無理なく移行を進めようと工夫をしていた。

 八百屋の天井から吊るされた現金の入ったザルの横に、iPadに導入されたAirレジとAirペイがある。この新旧入り交じった風景は、日本の各地でキャッシュレスが浸透していくときの象徴のようにも感じられた。

岩手の自然をキャッシュレスで

 北海道に次ぐ面積を持つ岩手県は、内陸部には北上高地と奥羽山脈という美しい山並みをもち、リアス式海岸として知られる沿岸部は水産業が盛ん。三陸沖は世界三大漁場の一つといわれることもあり、夏はウニ、冬はマダラや毛ガニが特産品だ。

持ち上げると脚を動かして暴れるイキのいい毛ガニがたくさん

 「岩手県は広い県です。食も自然も各地域で特徴があって、それぞれ見どころがあります。沿岸部では三陸鉄道が全線開通して、6月からは三陸防災復興プロジェクトも始まります。ラグビーのワールドカップも釜石市で行われます」

 そう話してくれたのは岩手県の商工労働観光部経営支援課の菊池静主査だ。

 首都圏からは一見遠いイメージもある岩手県だが、新幹線を使うと京都へ行くのと同じ時間で盛岡に到着する。これから三陸沖で特産のウニが採れる季節。キャッシュレスに対応した魚菜市場に行って海の幸を買い込むのもよさそうだ。

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