次世代プロフェッショナル人材の育成を目指す開志専門職大学 アニメ・マンガ学部で「DAIV」が選ばれる理由

» 2021年09月01日 10時00分 公開
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 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、われわれの生活様式や働き方が一変したのと同様に、未来の人材を育てる教育現場も大きな変貌を遂げつつある。目まぐるしく変化する社会環境や価値観、消費者ニーズにあわせて、企業は常に新たな価値を生み続ける挑戦に迫られ、かつての勝者が次の勝者に取って代わられる激しい生存競争にさらされている。その中心にあるのはAIやIoTといった最先端テクノロジーだ。

 こうした状況を受けて、文部科学省はICT活用が前提となる“Society5.0社会”で活躍できる人材の育成を目指し、GIGAスクール構想をはじめとする教育現場のデジタルシフトを急ピッチで進めており、その取り組みは小中学校のみならず、高校や専門学校、大学にも広がっている。そんななか、産業界と連携したカリキュラムで、より実践的な人材育成を目指して誕生したのが「専門職大学」だ。2020年4月に開学したばかりの総合専門職大学「開志専門職大学」の権瓶氏に話を聞いた。

開志専門職大学で事務局長を務める権瓶拓也氏

新潟で即戦力人材の輩出を目指す総合専門職大学

 開志専門職大学は、NSGグループの一学校法人である「新潟総合学院」がその前身だ。過去40年以上にわたり実践的な教育を行ってきたが、2019年の法改正により「専門職大学」という新たな大学制度が登場したことで、翌20年4月に開志専門職大学を開学。その目的は、「体系的・理論的な学士課程と600時間以上に及ぶ企業内実習の両輪で、即戦力となる高度な人材を輩出すること」だと権瓶氏は語る。

 「一般的な大学のカリキュラムは、学術分野や教養の比重が高くなるため、即戦力という視点では産業界が求める人材像とのミスマッチが起きやすいのが課題です。また、新潟県の進学状況も背景にあります。例年、新潟県では約1万人ほどが大学への進学を希望しますが、このうち約6〜7割は県外へ流出してしまいます。将来活躍する高い技術を持った人材を新潟で育成し、そのまま卒業生が地元の企業に就職し、活躍することで地域社会に貢献したいという思いもあります」

 大卒資格(学士)の学歴となる専門職大学だが、新たな大学制度として教育課程に600時間以上の企業内実習が必修になっている点が大きな違いだ。学内で理論を学び、学内実習を経て企業での実務経験を要するカリキュラムは、文科省により厳しい基準が設けられており、専門職大学が開始した初年度(19年度)は申請16校に対して、認められたのがわずか3校という狭き門となっている。

 「本学では教授や准教授、講師などの専任教員のうち、約5割が実務家教員という、各専門分野における高度な実績を持つ人材となっています。企業に属した教員も数多く、研究分野だけでなく、理論と実践をバランスよく学べる体制になっています」

 特に開志専門職大学は、3つの学部を擁する総合専門職大学であることも特徴の1つであり、「事業創造学部」「情報学部」「アニメ・マンガ学部」と、分野の異なる学部をそろえた日本で唯一の総合専門職大学となっている。

 「事業創造学部では、経営学を中心に、得た知識を企業内実習で体得し、経験豊富な教員による指導のもと会社を設立するアントレプレナーやビジネスクリエイターといった次世代を担う経営のプロを育成します。一方の情報学部では、とことん実践力に重点を置いたカリキュラム、2年生から始まる企業内実習、アイデアを手軽にプロトタイピングできる3Dプリンターなどの先端工作設備が整う教育環境の中で、データサイエンティストやクラウドエンジニア、セキュリティエンジニアなどを育成します。2年次から細かい専門分野に分かれますが、例えば、たんにエンジニアを育てるのではなく、その専門的なスキルを経営課題の解決にどう生かすのかといった、創造力・発想力を培うより大きな視点で、隣接分野に影響を与える展開科目のカリキュラムがあることも特徴です」

プロフェッショナル人材を育てるアニメ・マンガ学部

 一方、アニメ・マンガ学部は、新潟市の構想とも関連がある。同市では10年以上前から「マンガ・アニメのまちにいがた」としてのプロモーションを行っており、新潟市中央区古町にあるアニメ・マンガ学部の「ルフルキャンパス」の建物も、実は3階から6階が新潟市役所になっている。

 「もちろん、地域活性化の取り組みだけでなく、アニメ・マンガ・キャラクターデザインは日本が誇るコンテンツビジネスとして今後も成長が期待されている分野です。ただ、この産業は制作現場のデジタル化が大きく進み、世界的な競争も激しくなっています。その意味でも本学が貢献できる可能性は大きいと考えています」

アニメ・マンガ学部の実習の様子

 ちなみに、アニメ・マンガ学部と聞くと、アニメーターやイラストレーター、マンガ家といったクリエイターを想像するが、同学部ではクリエイター以外にも、コンテンツビジネスのマネタイズや、クールジャパンのような文化発信の基盤開発を行う人材といった多角的な視点で育成を行っている。この産業がクリエイターだけに支えられているわけではないことを考えれば当然だろう。

 「アニメーター、マンガ家、キャラクターデザイナーなどの職種にあわせた履修モデルが始まるのは1年次の後期からですが、それ以降も並行して物語論や企画の立て方、出版の基礎、コンテンツビジネス概論などを学びます。体系的な知識を習得し、2年次以降は実際に企業の制作現場で学ぶ実習がカリキュラムの半分を占めています。プロとして通用するスキルが身につくというのは、本学の大きな特徴です」

高度な教育を支える実習設備 マウスコンピューターが選ばれる理由

 ただし、2年次以降の企業内実習で現場のスキルを習得するためには、その前段階として、きちんと学内実習で基礎を身につけておくことが重要になると権瓶氏は話す。このため、アニメーションであれ、ゲームであれ、「プロと同じ制作環境を経験していること」を重視しているという。

 「実習室はプロの制作会社で使われている機器を丹念にリサーチし、その結果を反映しています。例えば、液晶ディスプレイはカラーマネジメントで定評のあるEIZOの24.1型ColorEdge、液晶ペンタブレットはほぼ業界標準となっている『Wacom Cintiq Pro』、PCはマウスコンピューターのクリエイター向けブランドである『DAIV』からCore i7とGeForce GTX 1660 SUPERまたはCore i9とQuadro P2000を搭載したZシリーズを導入し、ディスプレイとタブレット、PCをセットで190台以上そろえました。アプリケーションは、専攻によってセルシスのCLIP STUDIO PAINTやAdobe CC、Maya、DaVinci Resolveなどを使い分けています」

実習室には最新機材が並ぶ

 ほぼ業界標準ともいえるEIZO製ディスプレイやワコム製液晶ペンタブレットに対し、PCにマウスコンピューターのDAIVシリーズを選んだのは、制作スタジオでの豊富な導入実績がその理由だと権瓶氏。アニメ・マンガ学部の担当者も安定性や拡張性の高さ、コストパフォーマンスでマウスコンピューターを強く希望しており、同氏とつながりのあるプロの現場でDAIVが高く評価されていたことも後押しした。

 「本学は20年度の開校ですが、アニメ・マンガ学部が加わったのは21年度からです。20年8月のオープンキャンパスにあわせて、マウスコンピューターさんには一部機材の先行納入をお願いしたのですが、短い準備期間で用意してくれました。授業で問題なく動いていることはもちろんですが、非常に性能が高く、一部のPCに詳しい生徒からはスペックを称賛する声もあるようです。今後の実習で3Dレンダリングなどの重い処理を行う際にはさらにその効果を実感できると期待しています。国産メーカーとしての手厚いサポートも心強い点ですね」

 プロフェッショナル人材の育成機関として非常に充実した設備をそろえる開志専門職大学は、クリエイター向けデバイスのメーカーからも注目されている。

 広い色域と忠実な色再現性が特長の「ColorEdge」を展開するEIZOは、「ColorEdgeは、アニメ、デザイン、フォト、3DCGなどの標準モニターとして広く支持されてきました。開志専門職大学のように学生がプロの制作現場と同等の制作ツールで学習できることは、日本のコンテンツビジネスの発展に大きく貢献すると考えています」(EIZO)とコメント。このほか、「開志専門職大学で利用されているCLIP STUDIO PAINTを通じてグラフィックコンテンツ制作に求められる人材の育成に貢献できることを喜んでいます」(セルシス)、「コンテンツ制作プロセスのデジタル化が進み、デジタル作画のスキルを持つ人材の需要が高まるなか、クリエイティブ業界のトレンドをしっかりとキャッチアップし、最先端のデジタルツールを導入した開志専門職大学は、最高水準の教育環境が整っていると思います」(ワコム)と高く評価している。

クリエイターのためのPC「DAIV Z」シリーズ

 創造性を刺激する力強いデザインと、アイデアを形にする強力なパフォーマンス、高い安定性を実現する高品質なパーツで構成されたまさに「クリエイターのためのデスクトップPC」がDAIV ZシリーズのDAIV Z5だ。

プロクリエイター向けデスクトップPC「DAIV Z」シリーズ

 開志専門職大学では、インテル®Core i7-10700Kプロセッサーと32GBメモリ、512GB NVMe SSD、2TB HDD、GeForce GTX 1660 SUPERを搭載した「DAIV Z5」と、インテル®Core i9-10900Kプロセッサー、64GBメモリ、512GB NVMe SSD、2TB HDD、Quadro P2200を搭載する「DAIV Z7-QP2」の2つが導入されている。いずれもプロの制作現場で採用実績が多い構成に、カスタマイズをした形だ。必要な環境に合わせてスペックをカスタマイズできることは、マウスコンピューターの大きな強みといえる。


 折しもコロナ禍での開学となった開志専門職大学だが、社会やビジネスの環境が急速に変化する今だからこそ、これから求められる人材像をきちんと見据え、実践的かつ高度な教育を行う意義を強く感じていると権瓶氏は語る。

 「現在は2年後の完成年度(20年度入学生の卒業)に向け、いろいろな状況を鑑みながら、全教職員の英知を結集してカリキュラムのブラッシュアップを第一に取り組んでいますが、それと同時に10年、20年先の将来も見据えた計画も練っているところです。これにはカリキュラムと連携する企業との協働体制や、充実した実習設備を提案してくれるメーカーの支援も必要です。このような、いわば“志に共感してくれる方々”とともに、専門職大学としての理論に裏付けされた実践力と、さまざまな企業活動に発展できる創造力を持った学生を育てること。それが企業と、その先にある社会への貢献につながると信じています」

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年9月14日

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