4種の新製品に見た、ASUS法人向けPCへの熱量 時代のニーズにぴったりのビジネスPC“絶対条件”とは?これがハイブリッドワークPCの新条件!

今までビジネスPCは、持ち運ぶことが多い営業であればバッテリー駆動時間、基本的に据え置きで使う総務であれば画面サイズや接続端子の種類の多さ(拡張性)――など、メインで使う場所に適したスペックを重視する傾向にあった。しかし働き方が大きく変わった今、その常識も変わりつつある。次世代のビジネスPCに求められる条件を、満を持して法人向けPC市場に進出したASUSに聞いた。

» 2021年09月14日 10時00分 公開
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 リモートワークの浸透により、PCは部署に関係なく“持って移動するもの”になりつつある。もしこの先、新型コロナウイルス感染拡大が収束したとしても、リモートワークが消滅するとは考えにくい。オフィスとリモートの両立――ハイブリッドワークが主流になると見られているこの先、私たちはビジネスPCを選ぶ際、何を重視するべきなのだろうか。

 「今後、ビジネスPCは性能機能とモビリティ、両面でバランスのとれた製品を選ぶことが重要です。もちろん、持ち運ぶ機会が増えることを考え、堅牢性やセキュリティ面も今まで以上に考慮する必要があります」。そう話すのは、ASUS JAPAN執行役員の溝上武朗氏(セールス本部 本部長)だ。

photo ASUS JAPANの執行役員であり、セールス本部で本部長を務める溝上武朗氏

 ASUSといえば、美しいデザインと薄型軽量ボディで知られるZenBookなどの人気製品を数多く抱えるだけではなく、マザーボードでも圧倒的な生産量、国内シェア15年連続No1(※1)を誇る台湾出身のPCメーカーだが、2019年に法人向けPC市場へ進出。21年8月には「ASUS Expertシリーズ」として新たに4製品を発表するなど、精力的にビジネスユースを見据えたPC開発に取り組んでいる。

※1 全国量販店のPOSデータに基づき表彰される「BCN AWARD」のマザーボード部門において、06年から15年連続「年間販売シェアトップ」を達成したもの

 コンシューマーPCのヒットメーカーとして知られる同社が考える、新時代に求められるビジネスPCの条件とは何なのか? 話を聞いた。

今、あらためて求められるビジネスPCの必須条件とは?

 ハイブリッドワークを考えたとき、まず優先したいのはモビリティ(移動性)である。ストレスフリーに携帯するなら、目安にしたいのは「重量1kg以下、厚み1.5mm以下」といったところだろう。

 しかし、これらのスペックを求めると、一方で犠牲にしなければならないものが出てくる。バッテリー容量(駆動時間)だ。溝上氏は、「軽さとバッテリー容量による駆動時間はトレードオフの関係にある」とし、次のように話す。

 「重量1kgを切る製品は増えてきましたが、その多くはバッテリー駆動時間が3〜4時間であり『1日使える』とは言えません。かといって、長時間バッテリーを重視すると今度は重量が許容範囲から外れます。軽さと長時間バッテリーを両立するバランスの良い製品は、実は多くありません」

 加えて、今まで以上に気を配りたいのが堅牢性だ。持ち運ぶ機会が増えるということは、落下や水濡れなど不測の事態にさらされる機会も増えるということ。在宅ワーク中、子どもが誤ってジュースをこぼしたり、触って落としたりといったトラブルも考えられる。

 紛失リスクへの備えといったセキュリティ対策も最優先事項となる。不特定多数の人に囲まれているカフェやレストランでの利用時はもちろん、自宅であっても家族に機密情報を見られ、外部に漏れる可能性は考えなければならない。当然、移動中の紛失も視野に入れる必要がある。

ユーザーのリアルな声を開発に反映

 ASUSが法人向けPCとして新たに投入したASUS Expertシリーズは、これらの課題を「全て解決する」という。しかし、同社は法人向けPC市場の中では後発組。どのようにビジネスユースの課題をキャッチアップし、開発に生かしたのか。溝上氏は「ASUSのPCは企業内の個人ユースとして購入するユーザーが多い」と説明し、次のように続ける。

photo 新たに発表されたASUSの法人向けPC「ASUS Expertシリーズ」。ノートPCとしてASUS ExpertBook B9シリーズ(中央)、ASUS ExpertBook B5シリーズ(右)、ASUS ExpertBook B1シリーズ(左)、デスクトップPCとしてASUS ExpertCenter D5(奥)を用意する

 「ビジネスユースを見据えたユーザーからのフィードバックは、以前より多々ありました。正直、OSにWindows 10 Proを載せることで“法人向け”とうたうことはできます。しかし、重要なのはビジネスパーソン、そして企業の需要にマッチするPCとは何かを十分に検討し、その上で開発に反映することだと、われわれは考えています」

 多くのビジネスPCにおける意見、要望、課題を回収し、十分な準備期間を経てリリースされたASUS Expertシリーズ。詳しく見てみると、なるほど至る所に工夫が凝らされていることが分かる。

超軽量、なのに16時間以上の駆動時間を実現

 例えば、外出先利用で見ると「ASUS ExpertBook B9 B9400CEA」(以下ASUS ExpertBook B9シリーズ)の個性がひときわ光る。重量約1kg、薄さ14.9mmの超スリムボディが特徴で、実際に手にしてみると女性でも片手でラクに持てる軽量さを実感できる。なのに、バッテリー駆動は約16.7時間を実現。ASUS ExpertBook B9シリーズについて溝上氏は、その先進的なモビリティに自信を覗かせる。

 「CPUは最大で第11世代インテル® Core™ i7、メモリは最大16GBを搭載することで、性能にも妥協がありません。モビリティの面では、充電アダプターにもこだわりました。30.4×60mm(コネクター部を除く)の手のひらサイズで、鞄に入れた際も邪魔にならず、出張時には大きなメリットになります」

photo 従来のASUS充電アダプター(右)と、ASUS ExpertBook B9シリーズの充電アダプター(左)の比較。大きさの差は一目瞭然だ。充電アダプターの小サイズ化も、コンシューマーPCユーザーから寄せられた意見により反映された点だという

 ASUS ExpertBook B9シリーズは「インテルEvoプラットフォーム」に準拠しており(※2)、30分の充電で4時間以上使用可能な「急速充電」にも対応。万一、充電し忘れていた場合でも、出かける前のスキマ時間を充電に充てればある程度の駆動時間を確保できる。

※2 B9400CEA-KC0749Rのみ

 加えて、経理や総務部署にありがたい独自タッチパッド「NumberPad」にも触れておきたい。ワンタッチでタッチパッドにテンキーを表示できるため、外付けテンキー不要で快適な数字入力を実現する。指の微妙な動きを正確に感知するため、タップしたときはテンキーとして、スクロールしたときは通常のタッチパッドとして機能する。この際の誤作動は、ほとんど見られない。

photo 右上に起動ボタンが付いており、タップするとタッチパッド上にテンキーが点灯。指でタップすることで数字を打ち込める

 急増したビデオ会議利用も考慮されている。ASUS Expertシリーズ全製品が「AIノイズキャンセリング」に対応し、食器がぶつかる音や幼児・ペットの鳴き声、タイピング音といった背景雑音を除去。360度集音マイクにより、必要な音声のみクリアに配信できる。溝上氏は、「『話し合いは会議室で』という概念が覆された今、AIノイズキャンセリング機能は多数の場面で役立つはずです」と話し、笑顔を見せる。

全製品が豊富なインタフェースに対応、拡張性の高さに自信

 オフィス利用時に役立つのが、ASUS Expertシリーズに共通する拡張性の高さだ。ASUS ExpertBook B9シリーズに加えて「ASUS ExpertBook B5 B5302FEA」「ASUS ExpertBook B5 B5302CEA」(以下ASUS ExpertBook B5シリーズ)はThunderbolt™ 4(Type-C)を2ポート搭載。これにより、充電・給電、外部ストレージの高速データ転送がケーブル1本で可能となる。映像出力ではHDMIも備えており、Thunderbolt™ 4と併せて複数のディスプレイへの4K出力に対応。業務効率の飛躍的な向上を期待できる。

photo ASUS ExpertBook B9シリーズ、ASUS ExpertBook B5シリーズはThunderbolt™ 4を2ポート、HDMIを1ポート搭載。複数の外部ディスプレイへ出力でき、業務効率が向上する

 なお、ASUS ExpertBook B5シリーズはフリップ型のFEAと、クラムシェル型のCEAの2タイプがある。フリップ型とは、ヒンジが360度回転しタブレットとしても使える、いわゆる2in1だ。形状を変えることで、複数人で画面を確認しやすいほか、別売りのスタイラスペンを使えば手書きでメモを書き込める。CEAは2in1やペンには対応しないが、ヒンジが180度回転し液晶をパタンと倒せるため、FEAと同様に画面確認時には重宝する。

 ASUS ExpertBook B5シリーズはオフィスだけではなく外出先でも優れたバランスを発揮するフレキシブルな使用感が特徴であり、「営業やセールスなどPCに柔軟性を求める部署に最適」(溝上氏)だという。

 なお、オフィス利用を想定するなら、お手頃価格で拡張性の高さが自慢の「ASUS ExpertBook B1 B1400CEAE」「ASUS ExpertBook B1 B1500CEAE」(以下ASUS ExpertBook B1シリーズ)に注目したい。映像出力にHDMIのほかD-Sub15ピンを備えており、旧式のプロジェクターなど社内に残るレガシーな機器も利用できる。また一般的なインタフェースであるUSB(Type-A)を3ポート搭載しているため、周辺機器が多くなりがちな据え置き利用時には最適だ。

photo ASUS ExpertBook B1シリーズはD-Sub15ピンを搭載するほか、USB(Type-A)も豊富。USBマウスやUSBハブ、外付けHDDなどType-Aを使うシーンがいまだ多いことを考えるとうれしい装備だ

 そして新製品唯一のデスクトップPC「ASUS ExpertCenter D5 SFF D500SC」は、豊富なインタフェースを持ちながらも2Lペットボトルと同等サイズ。横置きすることもでき、省スペース化がすすむ現代のオフィスであってもコンパクトに設置できる。ストレージは、最大1TBのHDDまたは最大512GBのSSDが用意されており、大容量か起動速度か、用途に合わせてカスタマイズが可能だ。

落とす、濡らす、紛失する――あらゆる“もしも”に対応

 堅牢性とセキュリティ面も抜かりはない。

 今回発表したASUS Expertシリーズは全て、米国軍用規格のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠しており、太陽照射、高度、極端な温度など過酷な環境条件において耐えうることが確認されている。さらに独自テストとして、2万回のヒンジ開閉、圧力、振動、防滴テストなども実施。あらゆる極限状態を想定して設計することで、外出先、オフィス内におけるさまざまなトラブルに備えるという。

 堅牢性を確保できれば、衝撃吸収用のPCケースも不要だ。PCを直接鞄に入れることに抵抗もなくなるため、結果的に携帯性にもつながるといえるだろう。

 セキュリティ面では、今回発表のASUS Expertシリーズ全製品にTPMチップを採用する。これは、PC内のデータを暗号化し、その暗号キーを“チップ内”に保管することで不正アクセスによる情報流出を防いだり、改ざんを検知したりできるもの。万一PCを紛失した際も情報を守ることができ、情報システム部門の負担も軽くできる。

 一部製品はWindows Helloにも対応。顔認証(近接センサー)のほか指紋認証により安全かつスムーズにログインができるため、リモートワークに限らず、外出先や移動中の作業でもパスワードを見られることなく高いセキュリティを保つことが可能だ。

「外資メーカーのPCはサポート不足」という先入観を覆す

 以上のように多角的なアップデートを果たしたASUS Expertシリーズだが、外資メーカーのPCと聞くと「機能はいいけど、サポートはどうなの?」と感じてしまわないこともない。同社が法人向けPC市場への進出に時間を要したのも、ここに理由があるという。

 「昨今、外資メーカー発の法人PCは増えてきましたが、『サポート保証に不安がある』ことを理由に、導入をためらう企業さまは多くいます。その不安をしっかり払しょくした上で、製品を提供したいと考えていました」

 そこで新たに用意されたのが、法人向けサポート保証「ASUSのあんしん保証プレミアム4年・5年」(有償)だ。溝上氏は、このポイントについて 「落下・水没・ウイルス・落雷など故障原因は一切、不問です(修理は年に1回)。ビジネスPCは持ち運ぶことはもちろん、不安定な体勢で使わなければならないなど、現場によっては過酷な状況で利用することも多くあります。故障原因を一切不問にすることで、企業さまの負担を軽減することが目的です」と説明する。

 バッテリー交換(交換は年に一回)が保証内容に含まれていることも魅力だ。「バッテリーは消耗品であるため、交換は実費になるのが一般的ですが、そこを保証内容に含むことで毎日長時間、ハードにPCを使うビジネスパーソンを支援したいと考えています」

photo スマホやコンシューマーPCメーカーとしては確固たる地位を確立しているASUS。その知見と技術力を生かし、今後はビジネスPC開発に注力し、企業支援を誓う

 21年内には、新たにオンサイトサービスをローンチ予定だという。365日営業のサービスホットライン、オフィス訪問による修理などに対応するとし、「今まで以上に迅速なサポート体制を整えていく」と、溝上氏は語気を強める。

 機能面はもちろん、携帯性、堅牢性、安全性、そして万全のサポート体制まで、一切妥協のないASUS Expertシリーズ。激動の時代にあってPCに必要な条件が大きく変わりつつある今、ビジネスPCの新星・ASUSの実力を、ぜひ試してみてはいかがだろうか

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提供:ASUS JAPAN株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年9月22日