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» 2021年10月29日 10時00分 公開

Poly×SB C&S両社のリーダーが徹底議論! ビデオ会議の課題と今必要な“コト売り”とは?普及はしたが課題は多い

新型コロナウイルス感染拡大から1年半。各企業は、社員の暮らし、そして雇用と事業を守るため、実に多くの困難に立ち向かうことになった。中でもリモートワークの中核を成すビデオ会議は、その環境構築や“在り方”に課題も多く、いまだ不慣れという現場も多いだろう。一気に普及したからこそ、正解になかなかたどり着けないビデオ会議に今、必要な環境整備とは?

[ITmedia]
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 エリアに縛られることなく世界中の人と会話ができるビデオ会議は、昨今すっかりおなじみとなった。しかし、フィジカルな触れ合いや偶発的な会話において完全な代替ツールとは言い難く、連携・協業力の低下といった課題に悩まされる企業も少なくない。

 ここでは、ビデオ会議ツールの代表ブランド、Poly (Plantronics & Polycom、以下、Poly)の野村宜伸氏(日本法人 代表執行役社長)と、2021年7月に新たに同社の認定ディストリビューターとなったSB C&Sの伊藤孝太氏(ICT事業本部 システム基盤推進本部長)を招いて、ビデオ会議の“今”と“今後”を徹底議論。その課題と解決策を探ると同時に、両社が実現する革新的なビデオ会議体験の魅力を語ってもらった。

photo Poly日本法人で代表執行役社長を務める野村宜伸氏(左)と、SB C&SでICT事業本部 システム基盤推進本部長を務める伊藤孝太氏(右)。お互いビデオ会議にはPoly製品を使用中だという快適な環境下で、オンラインにて取材に応じた

ビデオ会議は疲れる上に独壇場? 快適性と公平性を保つためには

――コロナ禍でワークスタイルが激変したことで、ビデオ会議が定番化しました。その影響力をどのように見ていますか?

SB C&S 伊藤:当社は、緊急事態宣言が発令されてからは比較的スムーズにリモートワークへ移行できたのですが、その原動力として大きかったのはやはりビデオ会議でしたね。特に営業は客先へ出向けないので、ビデオ会議がなければ仕事が成り立たなかったと思います。

 ビデオ会議を活用したWeb商談は移動時間がないので、生産性の面での貢献度は非常に高いです。実際に営業部署の活動量、商談数は、20年4月から比較して約4倍に増えました。何せエリアに囚われず打ち合わせができますからね。

Poly 野村:私は、それこそまさに新型コロナウイルスが変えたビジネス環境の不可逆ポイントだと考えています。お客さまとフェイストゥフェイスで会話ができなくなってきている。ということは、徐々に地域の線引きが薄まってきているわけです。

 社内だけであれば、コロナが収束すればリモートからまた出社に切り替えればいいという話になりますが、一度広がった地域的なビジネス領域がまた狭まるということは考えにくいし、その必要もない。必然的に、現在のビデオ会議ツールを使った意思疎通の機会が減ることはもう、ビジネス上考えられないと思うんですよ。

SB C&S 伊藤:ビデオ会議では、分刻みで密な会話の場を構築できる点も生産性の向上に寄与していると感じます。10分から15分単位で1日十数件のビデオ会議が入ると、トイレに立つ暇もなかったりしますが(笑)。電話やメールにはない温度感ある会話ができるのは大きなメリットですよね。そういった意味でも、ご指摘の通りこの環境は今後定着していくと、私も思います。

――ハイブリッドワークに向けたコミュニケーションの仕組みづくりにも注目が集まっています。課題はなんでしょうか?

Poly 野村:意思疎通で考えたとき、フェイストゥフェイスが100%だとすると、ビデオ会議ではその精度が90、80……と、どんどん落ちるんですよね。それをいかに対面時に近い状態に持っていくかは大きな課題です。

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 品質が下がると“快適性”も同時に下がりますから、長時間ビデオ会議を続けるのがつらくなる。先ほど伊藤さんから「1日十数件のビデオ会議が入る」というお話がありましたが、ビデオ会議は意思疎通の精度が落ちる分、フィジカルにはない気疲れやストレスが出てきます。その負担を軽減するためにも、音と映像には高い品質が求められます。

 品質が上がれば、偶発的な会話も増えるんじゃないかな。ビデオ会議だと、どうしても計画的な会話になりませんか?

SB C&S 伊藤:はい。特に大人数の会議だと、発言するタイミングが難しいですよね。役職が上の人ばかり話してしまって、気付いたら現場の意見が聞けていない。そういったときに、画質が良ければリアル会議のように顔色を見て水を向けるといった配慮もできるのかなと。

Poly 野村:そうそう。映像で必要なのは、伊藤さんがおっしゃるような公平性なんですよ。できるだけリアル会議に近付けたい、そのためには音質も画質も重要ですね。

SB C&S 伊藤:ビデオ会議は、既にインタラクティブで便利なものとして普及はしているものの、やはり細かい表情を見ながら、声色を聞き分けながら“声なき意見”を拾うには至っていない場合が多い。それは私も課題に感じています。

ハード×ソフトの両面でつくる“死角”のないビデオ会議環境

――そういった課題を解決するためには、どのような環境整備が必要ですか?

Poly 野村:個人利用でいうとヘッドセットが代表的なツールですが、やはり「高音質で効率の良い通話ができること」が大切です。例えば、当社の「Voyagerシリーズ」は、実際にコールセンターで導入された実績があるものです。つまり1日中装着していても使い手に負担を与えず、なおかつノイズキャンセリングによって周囲のノイズをしっかりブロックできます。

SB C&S 伊藤:在宅ワークを想定するなら、「Poly Syncファミリー」も非常に便利ですよね。今まさに「Poly Sync 20」スピーカーフォンを愛用中です。

Poly 野村:そうですね。在宅であればヘッドセットを使う必要がないこともありますし、それこそ「1日十数件」のビデオ会議が入る際はスピーカー兼マイクとして機能するPoly Syncの方が負担は少ないと思います。

 在宅ワークでも、お子さんやペットの声などが気になる場合は「Poly Studio Pシリーズ」「Poly Studio P15」がおすすめです。スピーカーとマイク、カメラの一体型デバイスなのですが、人の動きをカメラが追うため意図せずフレームアウトすることがなく、さらに“カメラに映っている範囲でしか音を拾わない”という特長を持っています。

 これは、Poly Syncにも搭載されている「ビームフォーミング」という技術の一部なのですが、別の部屋で子どもが騒いでいても、家の裏で工事をしていても、ヘッドセットをせずビデオ会議ができる――手前味噌で恐縮ですが、これは画期的です。音にも映像にも妥協がない。その点は、われわれのアドバンテージだという自負がありますね。

――会議室にはどのようなデバイスが適しているでしょうか?

Poly 野村:会議室に複数人いる場合は「誰が話しているのか」が不明瞭になるので、改善するための映像や音声機能が大事です。例えば、大半のビデオ会議ツールにはフェイストラッキング機能が搭載されています。しかし今はマスクをするのが常識ですから、口元の動きを追えないこともあるんですよね。当社の「Poly Studio Xファミリー」なら、音声の指向性で話者を認識するのでそういった課題もクリアできます。

SB C&S 伊藤:おっしゃるように、環境によってはソフトウェア機能だけでは力不足になることもありますよね。高性能なハードウェアを組み合わせることで“死角のない”環境を構築することは、今後ますます求められてくるのではないでしょうか。

  • 主なStudio Xファミリー
photo Zoom/Microsoft Teams会議でもPCが不要で、部屋のサイズやニーズに合わせて3種用意されている
  • 主なVOYAGERファミリー
photo VoyagerシリーズはBluetoothワイヤレス接続のヘッドセット。装着スタイル別に数種類用意されている

優れたユーザビリティで準備の無駄時間を解消

Poly 野村:手間なく導入できること、さらに使いやすい。この2点も重要です。昔は、ビデオ会議といったら「準備に15分」なんてこともザラでした。1時間の会議が結局30分しかできませんでしたとか、あの人がいないとシステムが起動できませんとか……。

SB C&S 伊藤:ビデオ会議“あるある”でしたね(笑)。

Poly 野村:でも普通の会議は、人が集まればすぐ始められるじゃないですか。そこにどれくらい近付くことができるかは、われわれメーカー側のチャレンジですね。

SB C&S 伊藤:PCが扱える人ならすぐ起動して会議がスタートできる、そんな環境が理想ですよね。優れたユーザビリティは、ここまでビデオ会議が普及した今、本当に大きなキーワードだと感じます。

Poly 野村:昔に比べればセットアップもだいぶ簡略化されました。以前なら、スピーカーもカメラもマイクもバラバラで、情シスから指示をもらって……なんてやっていましたが、当社のデバイスを見ていただければ分かるように、今は一体型でBluetoothやケーブル1本で接続できます。「箱を開けたら即接続」とまではいきませんが、徐々にそこに向かっているんじゃないかな。

 Studio Xファミリーは、カメラ・マイク・スピーカーの一体型でAndroid OSも入っています。ZoomやMicrosoft Teamsにも標準対応するので、これ一つあればPCは不要なんです。こういった簡略化の波は今後どんどん大きくなるだろうし、ニーズも高まるはずです。

SB C&S 伊藤:BtoB商材のレビューサイト「ITreview」では、どのセグメントのユーザーも一番の関心ごとはWeb会議なんですよね。この傾向は、コロナ禍以降ずっと継続しています。ただ、ユーザーが求めているのは製品単品ではなく、使い勝手も含めて、効率よくセキュアな環境下で仕事ができる「ビデオ会議環境の最適化」じゃないかなと。なのに、日本企業が持つ会議室の約80%はビデオ会議システムが未導入なんですよね。ここは、今後Polyさんと協業することで解決を図っていきたい部分です。

photo SB C&Sのグループ会社、アイティクラウドが運営するBtoB商材のレビューサイト「ITreview」。「Web会議」製品のポジショニングを表現するITreview Gridでは、SB C&Sがディストリビューターを務める「Zoom Meetings」が常にLeaderポジションに君臨している

企業にも教育現場にも――協業で最適なビデオ会議環境を支援

――SB C&SがPolyの認定ディストリビューターになられた、その背景と狙いをお聞かせください。

Poly 野村:一次代理店としてZoomやMicrosoft Teamsを販売されているSB C&Sさんと、多くのビデオ会議ツールを持つPolyがマッシュアップすれば、大きな相乗効果に期待ができます。今回のお話は、Polyからのラブコールなんですよ。

SB C&S 伊藤:ありがとうございます(笑)。実はZoomに関しては、ディストリビューターになったのがちょうどコロナ禍の前だったので、自社で使ってみて、お客さまにご提案するという流れが図らずも加速した1年半でした。しかし、先ほども申し上げたように「ビデオ会議環境の最適化」、それを実現するためにはソフトウェア販売だけでは不足している部分もあります。

 Poly製品とクロスセルしていくことで、一歩進んだご提案ができる用意がようやく整った形です。非常にありがたい機会をいただけて感謝しています。

Poly 野村:SB C&Sさんとタッグを組むことで、それこそエンドツーエンド――ミッドマーケットからエンタープライズまで多くのお客さまに有用なソリューションをお届けしたい。同じ志を持っている点も、われわれとしては心強いなと。

SB C&S 伊藤:今は教育現場においてもビデオ会議システムは必須ですから、企業だけではなく広くあまねくご提案して、お客さまのビデオ会議環境構築を支援していきたいですね。

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――文教分野では、コロナ禍の影響で「GIGAスクール構想」も一気に加速しましたね。

SB C&S 伊藤:そうですね。昨年度は、パートナーのみなさまのご尽力のおかげで、数多くの自治体さまの小・中学校さまにPCやタブレット端末を販売させていただきました。その際に聞いたのは、「先生以外の顔、声が入ると子どもが落ち着かない、集中できない」というお話だったんですよね。

Poly 野村:子どもを対象としたビデオ会議で、リアルに近い環境を構築することは大人以上に難しいでしょう。

SB C&S 伊藤:そう思います。加えて、この夏でZoomの無償ライセンスの期限が切れてしまうという教育現場が非常に多いんですよ。そういった中でも、当社で扱うZoomやMicrosoft TeamsとPoly製品の組み合わせは需要があると考えていますし、“次世代の教室づくり”に少しでも役に立てればという思いが強くあります。

Poly 野村:教育現場の場合、一度に数千台と導入するわけですからコスト面でも課題は大きいはずです。そのあたりも含め、どう折り合いをつけて高品質なビデオ会議ソリューションの導入を支援できるのか。メーカーとしても努力していきたいですし、SB C&Sさんとだからこそできる最適なご提案を模索したいですね。

Poly×SB C&Sだからできる、モノ売りではない“コト売り”提供

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SB C&S 伊藤:ビデオ会議は、教育現場でも企業でも生産性向上に欠かせない“インフラ”になりつつある。そういう意味でも、ただ製品を売るのではなく、ぜひ今回の協業を通して“コト売り”を目指したいと考えていますが、いかがでしょうか?

Poly 野村:“コト売り”、まさにその通りだと思います。Polyの特長は、個人から企業、それこそ学校まで幅広い現場に対応できる製品ラインアップの豊富さと、その全てにいえる高性能さだと考えています。SB C&Sさんの描く“コト売り”、そこに当社のさまざまな製品を当てはめていただくことで、効果を最大化できると確信しています。

SB C&S 伊藤:今回のリリースに合わせて、Poly Studio XとZoomのセットを特別価格でご提供させていただくというリセラーさま向けのキャンペーンを実施しています(申込期限:21年12月中旬まで)。

 また、ユーザーさま向けにも旧機器買い替えキャンペーンを実施しておりますので、これを機にぜひ、Poly×SB C&Sだからこそ実現できる革新的なビデオ会議体験にご興味を持っていただきたいですね。

●製品・サービスに関するお問い合わせ

SBCASGRP-device_promotion@g.softbank.co.jp

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提供:ポリコムジャパン株式会社(Poly)、SB C&S株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年11月8日