多様な働き方とキャリアアップ・スキルアップを実現 今こそ、マイクロソフトで働く意義とは「子育て」「介護」「地方在住」でもキャリアを諦めない

マイクロソフトといえば、言わずと知れた「外資系企業」。一般的に、外資系企業といえば、シビアな成果主義や個人主義の風土で、ドライな働き方を想像するが、日本マイクロソフトは違う。異業種、そして同社と同じく外資系企業から転職してきた2人が語る、今、日本マイクロソフトで働く意義や実現できるキャリアとは。

» 2022年03月14日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 日本マイクロソフトは、早くからリモートワークを導入し、また週休3日制の試験導入など、柔軟な働き方を提供していることで知られ、ダイバーシティの実現にも積極的な企業だ。外資系企業といえば、シビアな成果主義かつ個人主義でドライな風土というイメージも強いが、なぜ日本マイクロソフトは、そうした柔軟な働き方やキャリアを社員に提供できているのか。

 本記事では、異業種から転職し、地方在住で子ども3人の育児をしながらもリモートワークを主体に営業としてキャリアを積み上げ、「日本マイクロソフトだから、キャリアを諦めずに済んだ」と語る江部薫氏(デジタルセールス事業本部 第二インダストリー営業本部 アカウントエグゼクティブ)と、同社同様の外資系企業から転職し、前職との風土の違いを実感していると語る岡田義明氏(業務執行役員 コーポレートソリューション事業本部 モダンワーク&ソリューション営業統括本部 統括本部長)のインタビューを通し、同社で働くことの意義や実現できるキャリア・働き方、そしてその背景に迫る。

左から、日本マイクロソフトの岡田義明氏(業務執行役員 コーポレートソリューション事業本部 モダンワーク&ソリューション営業統括本部 統括本部長)、江部薫氏(デジタルセールス事業本部 第二インダストリー営業本部 アカウントエグゼクティブ)

もはや「OSの会社」にとどまらない

 マイクロソフトと聞くと、どうしても「OSの会社」というイメージを抱きがちだが、同社はもはやOSにとどまらず、日本企業におけるDXをけん引する立場となっている。クラウドサービスやコミュニケーションツールなど、働く上で欠かすことのできないデジタルツールを豊富に提供し、企業のDXにおいて重要な伴走者ともいえる。

 岡田氏は同社の特にSMC/DS(中堅中小企業向けデジタルセールス)部門について、日本のDX推進に寄与しているという気概と自負があると話す。

 「新型コロナウイルスの影響もあり、非常に多くの方々がデジタルの必要性を実感するようになりました。日本のデジタル化は海外と比較しても後れを取っており、それをどのように変革して社会を活性化していくのかが、今後のゴールだと考えています」(岡田氏)

 業務やワークスタイルに応じて働く場所を柔軟に選択するハイブリッドな働き方が徐々に広まりつつあるが、依然として多くの企業では対応に苦戦している。原因はITが企業戦略の柱になっていないからだと指摘する。

 「海外と比べるとITを内製化している企業が非常に少ないと感じています。自分たちで必要なシステムを作っていくことやパッケージを活用する文化が浸透していないことが、デジタル化や働き方の変革が進まない大きな要因になっていると思います。また、クラウド化が進んでいないことも課題といえるでしょう」(岡田氏)

 そういった意味で、グローバル企業であるマイクロソフトにとって、日本市場への期待も高い。日本の経済規模は世界的に見ても大きく、ITに対する投資金額も一定程度あることから、マイクロソフト本社から見たときの期待感も非常に大きい市場なのだという。

 日本市場の開拓という期待を背負っている同社は、日本のDXの遅れに対してどのような処方箋を用意しているのか。その答えは実にシンプルで、岡田氏は「お客さまの課題感にしっかりと寄り添って、DXを推進するためのトラステッドパートナーになる」という基本姿勢を示す。

 「従来の『マイクロソフトはOS企業』というイメージから『DXといえばマイクロソフト』というイメージに変えていきたいと考えています。そのために今後、われわれがやるべきことは、さまざまな変化が巻き起こる中、お客さまがビジネスを推進するために何が必要かを理解し、提供するというハイタッチなソリューション営業です。

 そこで特に重要なことはコミュニケーションのボリュームだと考えています。SMC/DS部門としては、さまざまなツールからデータやAIを活用し、顧客に寄り添って必要なタイミングで的確な提案ができるよう、日々尽力しているところです」(岡田氏)

 同部門はその名の通り、中堅中小企業をメインターゲットとした営業活動を行っており、以前からデジタルツールを活用していた。コロナ禍以降、急激に営業活動のデジタル化が進行したことで、他の営業部門などが同部門のデジタル活用術を参考にするなど、日本マイクロソフトにおける営業活動の変革のフロントランナーともいえる存在感を放っているという。

 もちろん、同社の強みはこうした営業活動におけるデジタル活用だけではない。「クライアントの必要なもの全てをカバーできている点」もポイントだ。

 「SaaS、コミュニケーションプラットフォーム、ビジネスアプリケーション領域も含め、さまざまな提案ができるのが当社の強みです。DXを通して日本社会を活性化させることがわれわれのミッションだと思っているので、ソリューションを通してお客さまのビジネスを伸ばしていくという、より骨太なサポートが今後できればと考えています」(岡田氏)

「初心者がエベレストに登るよう」 異業種からの転職でも活躍できたワケ

 ここまで聞いたように、日本企業や社会のDXにおける重要な立場を担う日本マイクロソフト。「外資系企業」と聞くと、どうしてもドライな成果主義の企業をイメージしてしまいがちだが、実態はどうなのだろうか。ここからは、江部氏も交えて、日本マイクロソフトで実現できるキャリアや働き方に焦点を当ててみたい。

 デジタルセールス事業本部に所属する江部氏は、10年ほど前に国内の自動車企業から転職を果たした。入社前に抱いていたのは、外資系の企業であることから、成果主義で常に高いパフォーマンスを求められて、その代わりに年功序列などはないというイメージだったという。異業種からの転職となるが、その理由について次のように話す。

 「前職では海外市場向けのマーケティング企画を担当していたのですが、どうしても現地の反応が見えにくく、自分のやったことが本当にお客さまに届いているのか、もしかしたら自己満足に陥っているのではないかと悩むことがありました。

 そんな中、日本マイクロソフトで働く知人から紹介を受け“登山初心者がいきなりエベレストに登る”という感じでしたが(笑)、自分を窮地に追い込んで成長させたいという気持ちもあり、選考に応募してみたのです。

 入社の決定打になったのは、面接にいた社員の方が顧客視点で物事を進めていくことを非常に重視していて、『お客さまに寄り添う』という言葉を多用していたこと。当時、私が抱いていた思いに合致しました」(江部氏)。

 江部氏が「登山初心者がいきなりエベレストに登るようなもの」と振り返るように、転職当初はかなり苦労した。異業種からの転職だったので、業界ならではの知識やノウハウをまだ持っていなかったのだ。そんな中、業務を進める上での知識を必死にキャッチアップするよう努めた江部氏。役立ったのが、同社が用意する豊富なコンテンツだった。

 「誰もいない会議室に1人で入ってプレゼンの練習をしたり、業務時間外も勉強したり、たくさんの思い出があります。また、当社は幸いなことにラーニングコンテンツが充実していました。自分の興味のある学習コンテンツをAIが推薦してくれる機能もあり、あまり経験のない方でも、努力次第で活躍できる環境がそろっていると感じます」(江部氏)

「個人主義」から「助け合ってなんぼ」な風土へ

 岡田氏も「転職組」。江部氏と違い、前職は外資系企業だったが、働き方やダイバーシティに対する考え方、そして「いかに人に貢献するか」といった日本マイクロソフトの根底にあるカルチャーが、同じ外資系企業であっても大きく違うと感じたという。しかもそうしたカルチャーは、岡田氏の転職以降、加速度的に進化していった。

 「私が入社したのはちょうどサティア ナデラ(マイクロソフトコーポレーション 会長 兼 最高経営責任者 (CEO))がCEOになるくらいのタイミングでした。当時は職人気質でプロフェッショナルな人が多く、自身で業務を完結させる代わりにOJTなどは充実しておらず、“お互いに助け合う”というカルチャーがそこまで強くありませんでした。それが今はガラッと変わり、“助け合ってなんぼ”という感覚が全社の根底にあるように感じます」(岡田氏)

 優れたカルチャーが定着しているだけでなく、新たなカルチャーが浸透して根付くまでも速いのが日本マイクロソフトの特長だという。それはどうしてなのか。

 「メンバーの感度が高いというのがポイントかなと思います。企業のカルチャーを変えるときはどうしても社内に斜に構える人が出てくることもあると思いますが、当社のメンバーは基本的に変化を歓迎し、前向きに受け止める人間が非常に多い印象です」(岡田氏)

 江部氏も同調し、続ける。

 「当社のカルチャーに、他者を助けることの重要性が根付いているのは岡田さんのいう通りです。半期に一度ある上司との1on1でも、他者の成功に自分がどれだけ貢献できたかを伝える機会があります。そのため、定期的に他者に貢献しようという気持ちが湧いてくる風土だと思います」

カルチャーを裏付けする「グロースマインドセット」とは

 岡田氏は、マネジメントを行う上で「現場のメンバーがオープンにどのような話もしてくれるカルチャー作りを重要視している」という。チームとしてのミッションを明確にし、今後必要となるカルチャーを作り、メンバーと共有する。これは岡田氏にとどまらず、同社全体に浸透する組織風土といってもよい。その根底にあるのが「グロースマインドセット」という考え方だ。

 「年に数回ある、全社のメンバーが視聴するディスカッションの中でも、『個人の業績』だけではなく、『人にどのように貢献するのか』『人から学んだことを生かして成果を出したか』の3軸が重要だということが常に共有されます。その根底にあるのはグロースマインドセットという考え方です」(岡田氏)

 グロースマインドセットを直訳すると「成長思考」となるが、同社における捉え方としては「常に成長する」ということ。何かを知っていることはもちろん重要だし素晴らしいことだが、そこにとどまらず「これから学ぼうという姿勢」を重視する社風だという。

 「私の前職では、情報や知識を持っている人が素晴らしいという風土がありましたが、一方で、日本マイクロソフトでは、『知ろう』という姿勢が称賛を浴びます。グロースマインドセットの反対の言葉は『フィックストマインドセット』ですが、“知っている=素晴らしい”だけでは、そこで思考が止まってしまいます。

 どんなに情報を持っていたとしてもさらに『Learn It All』の精神で学び続ける姿勢があれば、常に成長することができる。それがグロースマインドセットのベースになっています」(岡田氏)

 グロースマインドセットだけでなく、同社で重要なキーワードとして「フレキシビリティ」「オープン」という言葉も挙げられる。これらが意味するのは、経験年数やジェンダーを問わず、どんな人からのフィードバックでもオープンに受け入れて、それが自分にとって厳しい意見であってもフレキシブルに受け止め次の成長につなげる、というもの。まさにダイバーシティの本質を表現しているように思える。

 「他者からのフィードバックを受けて、自分の成長につなげるのは重要なことです。当社では、半期に一度、同僚からフィードバックをもらう機会があります。部署問わず、さまざまなチームメンバーにフィードバックを依頼して、自分の働き方のよくできているところ、改善すべきところを教えてもらえるので、それを自分の成長機会につなげていくことができます」(江部氏)

育児・介護はディスアドバンテージでない 同社だからこそ実現できたキャリア

 形だけではなく、本質的なカルチャーが組織全体に浸透しているからこそ、それぞれが理想とする働き方が可能となるのも、日本マイクロソフトの大きな強みだ。江部氏は「日本マイクロソフトだからこそ、キャリアを諦めずに働けている」として、次のように続ける。

 「私はもともと東京採用で入社をして、4年ほど東京で働きました。その後、夫が転勤するため家族で名古屋に行くことになりました。担当する企業は東京に拠点を置くところが多かったため、自分の中では退職しなければならないと感じていたのですが、上司に相談したところ名古屋転勤になり、そのまま営業のキャリアを積むことができました」(江部氏)

 同社の人事制度が会社主導の人員配置ではなく、キャリアはそれぞれが自律的に構築するという考えの下、自分で主体的に部署を希望して動くという方法だからこそできたことだとも振り返る。

 名古屋に異動後、子どもが増えて3人になったとき、「今後も同じように働いていけるか不安になった」という江部氏。社内で相談したところ岡田氏のチームを紹介してもらった。

 「そこで悩んだのが、地方在住でもアカウント営業ができるのだろうかという点でした。これまで顧客のところへ足を運んで当然、という世界で働いてきたので、岡田さんの部署にジョインし、多くが東京に拠点を置く企業とフルリモートで接することを考えると、東京から離れた地域に住んでいることがディスアドバンテージになってしまうかもしれないと悩んでいました。そんな中で岡田さんに相談したところ、『それはディスアドバンテージではない』と明言してくださり、とても心強かったです。

 時間や場所の制約がある中で働いていると、“人に迷惑を掛けないためにどうすべきか”を考えますが、それだけでなく、“限られた時間の中で、どうしたらより多くの成果を出せるか”ということに真剣に取り組むことができます。それを身に着けられれば、将来子どもが手を離れたときにも、より効率的に、高いパフォーマンスを出すスキルとして生かせるはずだと思います」(江部氏)

 岡田氏は、江部氏のように柔軟な働き方ができるのも、日本マイクロソフトならではだという。

 「実は私も共働きで子どもが3人おり、前職では非常に苦労しました。育児と仕事の両立においては時間の調整が非常に大変です。ただ、当社では業務にかけた時間ではなく、あくまで成果を評価します。部分的なリモートワークだけでなく、フルリモートで働いている人でもコミュニケーションがスムーズに取れるようなツールや、1on1を毎週実施する仕組みを備えています。もちろん、その根底には本質的なダイバーシティの考え方が根付いています」(岡田氏)

 同社に浸透する“助け合ってなんぼ”のカルチャーも、江部氏を支えた。

 「名古屋にいる江部さんをチームに迎えたとき、チーム内の他のメンバーは全員東京にいました。新型コロナウイルスの感染拡大が始まったばかりで、まだフルリモートで働くことがそこまで浸透していなかったこともあり、採用には正直、勇気が必要でした。それでも、チームのメンバーが江部さんの環境を理解し、受け入れるムードができていたので迎え入れられました。江部さんのカウンターパートとなる別チームのメンバーも、江部さんが抜けなければならない時間はサポートしてくれるなど、当社の助け合うカルチャーがとてもよく表れているエピソードだと思います」(岡田氏)

 岡田氏が話した通り、同社の根底にあるのはダイバーシティの尊重だ。育児や介護など家族の事情はもちろん、社員が自らのライフステージやキャリアプランに応じて主体的に働き方や働く場所を選択できる、そしてそれを尊重する風土が日本マイクロソフトには根付いている。

充実した環境だからこそ、チャレンジ意欲も湧く

 単純な仕組みだけではなく、カルチャーが根底にあり、それを進めるための人事サポートもある。必要不可欠な要素がそろい、そして整っているからこそ、個々にとって理想の働き方が実現できる。そして、働きやすい会社では、チャレンジ意欲も湧く。

 「私たちはお客さまの課題に対して仮説を立てて、それに対して当社のテクノロジーがどのように貢献できるのかという提案をしているので、今後はこれまで以上にお客さまのビジネス課題に対する深い仮説の構築力を磨いていきたいです。

 また、それを解決するテクノロジーに対しても広い知識を持って、お客さまがどのような課題を抱えていても提案できるような、頼りにされるような営業になりたいですね」(江部氏)

 「引き続き、お客さまのDXに貢献したいと思っています。私の立場からは、それを通して日本社会に少しでも貢献できることを目指していきたいと思っています」(岡田氏)

 最後に、今後一緒に働きたいと考える人物像を伺ってみた。

 「私は、自分の子どもに楽しく働いている姿を見せたいと思っているので、とにかく楽しく働くということをモットーにしています。つらいときでも笑顔で前向きに頑張るメンバーと一緒に働きたいですね」(江部氏)

 「目標やグロースマインドセットを持った方と働きたいです。そして江部さんと同じように、前向きに楽しみながら仕事をして、何かに貢献する気持ちを持った方を歓迎したいですね」(岡田氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2022年5月2日