会議室からマスク着用で複数人参加――大成功を収めたハイブリッド開催イベントに見た、Polyが変える次世代型オンライン体験とはマスク着用中の話者を特定してなめらかに自動ズーム

オフィスとリモートを融合したハイブリッドワークを推進する上で、コミュニケーションツールとして大きな役割を担うのがWeb会議ツールだ。ここでは、最先端の映像・音声技術を多数備える「Poly Web会議ソリューション」を駆使し、参加者100人を超える大規模イベントを成功させたSB C&Sの事例から、今求められるハイブリッドイベント、会議の在り方を考える。

» 2022年09月30日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 新型コロナウイルスにより、今まで人と人が顔を突き合わせて行うのが当たり前だったイベント形式は様変わりした。ウイルスの脅威にさらされた2020年は多くのイベントが中止、リモートワークが浸透した21年はオンラインで再開する企業が増えた。そして、オフィス回帰にも目が向けられ始めた22年は、現場に集まる人とリモート参加する人のどちらも存在する、イベントの“ハイブリッド化”が進んでいる。これは一般的な会議も同様だろう。

 こうしたシーンで主役となるのが、「Zoom」や「Microsoft Teams」といったWeb会議ツールだが、画質・音質が個人の環境に依存するため、円滑な進行を阻害することもある。IT関連製品の製造・流通・販売やIT関連サービスを提供するSB C&Sも、自社開催のイベントにて同様の悩みを抱えていたが、同社が認定ディストリビューターとなっているポリコムジャパン(以下、Poly)のWeb会議ソリューションを採用したことでさまざまな課題を解決できたという。詳細を聞いた。

 なお、本記事ではアンケート回答者に抽選でPoly製品をプレゼントするキャンペーンもあわせて紹介する。ぜひ最後までチェックしてほしい。

21年に実施した初の完全オンライン表彰式 参加者は「満足」も“まだできることはある”

 06年、SB C&SはB2B市場における通信事業を立ち上げた。現在はそれが会社を支える大きな柱の1つに成長しているが、「この業績を築くには販売パートナーの存在が大きく影響している」と同社は話す。そのためSB C&Sでは、ロイヤルティを上げ、長期的な信頼関係を構築することを目的に、主要販売パートナーを対象として回線販売拡大のキャンペーンを実施している。中でも目玉となるのは、キャンペーン成績が優秀な販売パートナー社員をSB C&Sが表彰する「表彰式」を開催するというイベントだ。

 22年で12回目を迎えたという、このキャンペーン・表彰式で運営の責任者を務める千倉英明氏は、「両社の社長、経営層、そして全国から受賞者が参加するこの表彰式は、社内的に非常に重要な位置付けになっています。販売パートナーさまのロイヤルティを上げることを強く意識し、“参加して良かった“と思ってもらえる場にするため、開催に相応しい会場選びはもちろん、非日常的な空間を体験していただけるような演出を用意するなど創意工夫を凝らしています」と話す。

 総数150人ほどが参加するというこの大規模イベントは、趣向を凝らした演出のかいもあり販売パートナーの参加意欲が非常に高かったというが、コロナ禍によって20年はやむなく中止に。翌21年はZoomを利用しオンラインで再開したそうだが、そこには課題も多かったという。

 千倉氏は、「受賞者全員が参加できる対話型のプログラムや、サプライズ企画として福岡ソフトバンクホークスOBのビデオメッセージを用意するなど、手探りながらできるだけのことに努めました。参加者にはご満足いただけましたが、運営側としては『まだできることがある』と感じたのが正直なところです」と当時を振り返る。

22年は課題解決のためハイブリッド開催を検討 しかし新たな懸念も

 21年開催時の「課題」とは具体的にどのようなものだったのか。

photo 千倉英明氏(左、ICT事業本部 通信ソリューション本部 営業統括部 パートナー推進室 室長)と、小形譲氏(右、ICT事業本部 通信ソリューション本部 営業統括部 パートナー推進室 PR課 担当課長)

 「音声が乱れたり、話者以外のささやき声や生活音が入ったりして、特別感が薄れてしまったことは否めません。

 加えて、19年以前はSB C&S側と販売パートナーが会場で直接コミュニケーションを図れましたが、21年のオンライン表彰式では一人一人がPCから参加していたため、画面進行のみでプログラムが終了しました。両社が“つながる”ことを目的とした場だったこともあり、その点も要改善であると考えました」(千倉氏)

 そこで22年は、同社の営業と販売パートナーの受賞者が、全国にある販売パートナーの支社に集まり、オンラインでつながるハイブリッド開催を検討。しかし企画を進めていくと、新たな課題が持ち上がる。

 「大きい会議室をカメラで撮る場合、引きの映像になるため、受賞コメント中に話者の表情が分かりません。かといって、代わる代わるPCの前に移動して話すのは緊張するでしょうし、何より時間のロスが生まれます」(千倉氏)

 どうしたらこれらの懸念を払しょくして「参加して良かった」と思ってもらえる表彰式になるのか――話し合った結果、出てきた案がPolyのWeb会議ソリューション「Poly Studio」を使うことだった。

人の手なしで「テレビ中継」クオリティ、マスク着用でも話者を自動ズームアップ

 もともと千倉氏は、テレビ番組のように動画中継スタッフが機材を持って支社に行き、カメラマンが一人一人をズームしたり、話者にマイクを付けたりしてクオリティを上げればいいと考えていた。しかし、予算もスタッフも限られた中では現実的な選択肢ではない。

 Poly Studioを提案したのは、情報システム部門に所属する田中稔氏だ。同社の情シス内には動画関連業務を遂行するチームがあり、さまざまな社内オンラインイベントの配信業務を担っている。田中氏は21年の表彰式でもZoom配信の責任者を務めていたが、千倉氏と同様に「非日常感」の演出には課題を持っていたという。そんな中、千倉氏から相談を受け思い出したのが、同社でPolyの販売推進を務める高野智氏の話だった。

photo 田中稔氏(左、情報システム本部 マスタ管理室 担当部長)と、高野智氏(右、ICT事業本部 システム基盤推進本部 エンドポイントデバイス推進統括部 販売推進課 課長)

 「実は以前から、カメラが話者を自動でズームする『話者トラッキング』や、会話以外のノイズをAIが検知してシャットアウトする『Poly NoiseBlockAI』など、Polyのレベルがいかに高いかという話は高野より聞いていました。そこでさっそく高野に声をかけデモを実施したのですが、本当にわずか1〜2秒で話者を特定し、なめらかに自動ズームアップしてくれるんですよね。

 特に驚いたのは、大勢が集まる会議室で個々がマスクを着用した状態であっても正確に話者をズームアップすることです。感染防止対策の観点から、ハイブリッド開催時はマスク着用が必須なので、これは本当にありがたいと感じました。

 あえて机をたたいたり、キーボードを強くタイプしノイズを出すといった検証もしてみたのですが、これらも見事シャットアウトし、進行を邪魔することもありません。音質はもちろんカメラ画質も4Kと申し分なく、人数を割かずともテレビ中継のようなクオリティで配信できると確信しました」(田中氏)

 なお、21年はSB C&Sから役員が3名、同社の本社である竹芝オフィスに集まりオンライン参加していたといい、その際は田中氏率いる情シスチームがカメラマンを用意して、手動にてズームやパン、チルトや音声の調整を行っていた。ただ、チームは同時にZoom配信、画面上の演出など多くの作業を抱えていたため、田中氏は「竹芝オフィスの撮影もPoly Studioに置き換えられないか」と提案。結果、22年のハイブリッド開催では配信でつなげる全箇所にPoly Studioが設置されることになった。

迎えたイベント当日 トラブルなしの円滑な進行、販売パートナーの反応は?

 イベント当日は、配信拠点となる販売パートナーの各支社にSB C&Sの営業が数名、派遣された状態でスタートした。Poly Studioの設置やトラブル対応をするためだったというが、これも杞憂に終わった。当日、販売パートナー側の社長、役員が集う本社に派遣され、現場対応を務めた営業統括部の小形譲氏は以下のように振り返る。

 「Polyの設置は、PCをUSBケーブルでつなげるだけで完了。トラブル対応に追われることもなく、空いた時間は販売パートナーさまとの対話に使うことができ、オフライン開催時と同等のコミュニケーションを図れました。様子を見ていた先方の役員の方も、映像の美しさ、話者の特定機能などを含めてスムーズな進行に感動されていたのが印象的でしたね」

 一方、SB C&Sの本社、竹芝オフィスでは「撮影に関してはほぼ手放しで進行できた」と田中氏。撮影、スイッチング、音声の調整など一人で何役もこなしていた21年とは違い、配信や画面上の演出に全神経を集中できたことで、「イベントの質が高まり、ハイブリッド開催を成功に導けた」と千倉氏も笑顔を見せる。

 販売パートナー側からの評価も予想以上だった。

 「イベントの閉会挨拶で、先方の社長から『ぜひ、このPolyを販売パートナーである我が社としても売っていこう』という、非常にありがたいお言葉をいただけました。Polyのディストリビューターとして日々、販路拡大に努めているわれわれからすると、これ以上ない成果です。販売パートナーとの“つながり”を強化するのに寄与しただけではなく、その先のエンドユーザーとPolyとの“つながり”まで生み出せた――今回、Poly Studioを用いて表彰式を実施したことは、SB C&Sにとってあらゆる物事を前進する大きなきっかけとなりました」(小形氏)

PolyとSB C&Sだから提案できる、次世代のWeb会議体験

 Poly Studioには、前述した話者トラッキングや、周囲の雑音を低減するPoly NoiseBlockAIのほか、対話している2人をズームして1枠内に切り分けて表示する「会話モード」、部屋にいる人数を捉え全員が収まる画角に調整する「グループフレーミング」、動き回る発言者を追尾する「発表者トラッキング」といった多彩な機能が搭載されている。これらは全て、Polyが有する「Poly DirectorAI」技術によるものだ。その名の通り、まるで放送ディレクターが現場で指揮しているようなカメラワークをAIにより代替できる技術であり、まさにプロ仕様の配信を人の手を介さずかなえてくれる。

 加えて、室内に仮想フェンスを作り出し、フェンス外の音をブロックする「Poly Acoustic Fence」も特筆すべき機能の一つ。今回SB C&Sのイベントで利用することはなかったが、「当初は会議室ではなくオープンスペースしか確保できないことも想定していたため、Acoustic Fenceは心強い存在だった」(千倉氏)という。

 Poly製品に深い知見を持ち、SB C&Sで同製品の販売推進を担当する高野氏は、Polyが持つ強みについて次のように説く。

 「多彩な機能、高音質や高画質はもちろんのこと、Poly製品が持つ最大の強みは、Web会議の分野を牽引(けんいん)している2社、Zoom、Microsoft Teamsの認定デバイスを多く有していることです。両社とパートナーシップ関係を結び、製品開発の段階から協業しているため挙動が保証されているほか、Zoom/Microsoft Teamsのマイクやカメラのオン・オフボタンがデバイスとネイティブ連携しているなど、安心してお使いいただけます」

 用途に合わせて、複数のデバイスを選択できることも魅力だ。今回、SB C&Sでは各支社に持ち運ぶ携帯性と設置準備のしやすさを重視しPoly Studioを選んだというが、Zoom RoomsやMicrosoft Teams Rooms利用時にPC不要で利用できる「Poly Studio Xファミリー」も用意されている。ハドルルームから小〜大会議室別にそれぞれ用意されており、据え置きWeb会議システムとして人気が高い。

 なお、Polyは法人から個人向けまで、多様なソリューションを提供しており、初見ではどのように選べばいいのか迷うことがある。そこでSB C&Sでは、オリジナルの「Poly製品選定ツール」を販売パートナー向けに公開中である。Polyを使いたいシーン(会議室サイズなど)を選ぶだけで、ベストな製品を提案・選定してくれるガイドサイトとして提供している。22年10月中にはエンドユーザー向けにも公開を予定しているといい、「現在の環境に不満のある方、また新たにWeb会議システム、ヘッドセットを選定される際はぜひアクセスください」(高野氏)

ALTALT 今回、SB C&Sが表彰式にて採用した「Poly Studio」(左)と、据え置きのWeb会議システムとして提供されている「Poly Studio Xファミリー」(右)

 イベントや会議形式が完全オフラインに戻ることは、もうないだろうと言われている。コロナ禍による変化は不可逆であり、われわれは今後、新しい常識にいかに早く順応するか、そして逆境を逆手にとってどのように進化できるか――その成長力が試されている。

 「Web会議ツールは、今後のビジネスにとって切っても切れない存在になりました。そのような環境下で、Poly製品は大きな価値を持っている。われわれは今回の自社イベントで、あらためてそのことを確信しました。SB C&Sは従来、ネットワーク通信インフラを提供し続けてきたほか、ディストリビューターとしてZoomやMicrosoft Teamsを販売してきた実績があります。そこに加えて、昨年新たにPolyの認定ディストリビューターになったことで、Web会議ソリューションをワンストップでご提供可能な立場になりました。今後も、販売パートナーさまにお力添えいただきながら、広く企業さまのDX推進、その一歩となるソリューションを提供していきたいと考えています」(高野氏)

 最後に、SB C&Sでは本記事公開を記念して、アンケート回答者の中から抽選で4名に、スマートスピーカーフォン「Sync 20」またはBluetoothヘッドセット「Voyager」シリーズより「Voyager 4320」をプレゼントするキャンペーンを実施する。ぜひ以下「関連リンク」より応募の上、Polyの技術を体験していただきたい。

※記事中の部署名、肩書は2022年11月現在のものです

●製品・サービスに関するお問い合わせ

SBCASGRP-device_promotion@g.softbank.co.jp

(SB C&S Polyディストリビューター お問い合わせ窓口)


●回線に関するお問い合わせ

15058220@g.softbank.co.jp

(通信ソリューション本部 営業統括部 パートナー推進室)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:ポリコムジャパン株式会社(Poly)、SB C&S株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2022年12月1日