帝国データバンクは8月6日、2012年〜2014年に新規上場(IPO)した177社の社長を分析し、その結果を発表した。上場時の年齢をみると「40代」(33.9%)が最も多く、次いで「60代」(24.9%)、60歳以上を合計すると、32.8%だった。国内全社長の年齢分布をみると、60歳以上は52%であることから、上場企業には若年社長が多いことがうかがえた。ちなみに、最年少はサワカンパニー(2013年9月、マザーズ)の山根太郎社長(当時30歳)だった。
就任経緯をみると「創業者」(48.6%)が半分近くを占めトップ。次いで「内部昇格」(22.6%)、「同族継承」(10.2%)という結果に。
出身大学は「慶應義塾大学」が14人で最も多く、次いで「東京大学」(11人)、「早稲田大学」(9人)だった。一方「海外の大学」は2人。国内企業全体で社長の出身大学は「日本大学」が最も多いが、本調査では1人にとどまった。
上場企業の社長の趣味をみると、「ゴルフ」(44人)がトップ。「競技人口が減少するなか、ゴルフがいまもなお“トップ交流”のツールとして人気のような」(帝国データバンク)。ゴルフ以外でも「トライアスロン」「相撲」など運動を趣味とする社長が合わせて44人を数え、アウトドア派が主流であることが分かった。
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