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敵は“味方”にあり? コンビニ内部不正、終わりなき戦い:ご一緒に“おでん”いかがですか 2(3/5 ページ)
コンビニで起きる犯罪や事件というと、強盗や万引きなどが一般的だろう。しかし、オーナー側からすると、実は一番多いのは……。
現金の持ち出し
普通の人なら「現金を盗めばすぐにバレる」と思われるだろう。その通りだ。すぐにバレるが、それでも何も考えずに盗むアルバイトがいるのだ。
お客さんが支払った1万円札をレジに入れず、防犯カメラの死角に行きポケットに入れる。中には、防犯カメラにしっかり映っていることにも気付かずに盗む者もいる。
筆者の経験で特に困ったのは、ポケットに現金を入れ「トイレに行ってきます」とレジを離れ、パンツに入れてしまう女子高校生のアルバイトがいた。
相手が女性なだけに、こういう手を使われると男としてはひとたまりもない。ボディチェックもできない状況に困惑したものの、「警察を呼んでボディチェックさせるぞ」と言ったところ、すぐにパンツに手を忍ばせ現金を出した。筆者に自制心がなければ、逆に犯罪者になってしまうところだった(危ない、危ない)。
5000円までの現金紛失の可能性は、ほかにもある。例えば、お客さんから代金を受け取る際に、5000円を1万円と勘違いしてレジに入力してしまうことがある。間違いに気付かないアルバイトは、レジに表示された釣り額をそのまま返してしまう。お客さんもまた、お釣りを多くもらっても何も言わずにサイフにしまう。
1万円のお釣りを渡すことはさすがにないので、レジでの渡し間違いは5000円までである。なので、1万円以上の紛失は99%アルバイトが盗んだと考えてよい。
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