「R2-D2」「BB-8」が空を飛ぶ ANA「スター・ウォーズ」特別機、10月就航
ANAが「スター・ウォーズ」デザイン特別機に新たに2機を追加。「R2-D2」や新キャラ「BB-8」を描いた機体が、10月に国際線、11月に国内線に就航する。
全日本空輸(ANA)は8月17日、映画「スター・ウォーズ」に登場するロボットをデザインした特別機を国内線は今秋、国際線は来春就航すると発表した。12月公開予定の新作映画に登場する新キャラクター「BB-8」、おなじみの「R2−D2」を描く。
ウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約に基づく「STAR WARSプロジェクト」の一環。4月に発表した「R2-D2」デザインの第1弾「R2-D2 ANA JET」に続く、新たな2機だ。第1弾の好評を受けて制作に踏み切ったという。
北米路線を中心とした国際線に就航する「BB-8 ANA JET」(ボーイング777-300ER型)には12月公開予定の新作映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場する新キャラクター「BB-8」を、国内線に就航する「STAR WARS ANA JET」(ボーイング767-300型)には「BB-8」「R2-D2」を片面ずつペイントする。
第1弾「R2-D2 ANA JET」は10月18日の羽田〜バンクーバー便で就航を開始し、サンノゼ、シアトル、シドニー、北京、ブリュッセル――などの路線を飛ぶ。「STAR WARS ANA JET」11月頃、「R2-D2 ANA JET」は2016年3月頃に初フライトを予定する。
11月から16年1月まで、国際線全便で「スター・ウォーズ」歴代映画を上映。特別機でなくてもスター・ウォーズの世界を楽しめる。
同プロジェクトは5年間のライセンスとなっており、順次新たな企画や展開を発表していく。同社は国際旅客事業を成長のドライバーとして強化しており、グローバルに話題性が高く、世代を超えてファンの多い人気シリーズと組むことで国内だけでなく国外からの注目も高める狙いだ。国際線就航30周年、東京オリンピックなども絡めて盛り上げる。
篠辺修社長は「1976年に入社し、熱心な映画好きでもない自分が『スター・ウォーズ』第1作(日本では78年公開)に興奮した若き日の思い出が今も強く残っている」と思い入れを語り、「ANA自身も次は宇宙を目指したい」と話した。
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