「カラオケ本舗 まねきねこ」を運営するコシダカは、高校生グループのカラオケルーム利用料金を0円にする「ZERO カラ(ゼロカラ)」を全390店で導入する。グループ会社のムーンが運営する「カラオケムーン」(全17店)と「カラオケシンシア」(全3店)でも同サービスを提供。「ZERO カラ」は9月1日から導入し、コシダカは「さらなる若年層ファンの拡大を図っていく」という。
「ZERO カラ」は、2人以上の高校生グループが対象で、室料は時間無制限で「0円」。混雑時は時間制限を設定するケースもあるが、最短でも3時間は無料にする。利用時は1人ワンオーダー制。1品の料金は店舗により異なるが、首都圏だとドリンク1杯367円(税込)の支払いで楽しめる。
総務省の社会生活基本調査(平成23年)によると、過去1年間にカラオケをした人の割合(行動消費率)は、15〜19歳で56.6%、20〜24歳の時に62.9%のピークを迎える。こうした結果を踏まえ、「カラオケファンの拡大には高校生をターゲットにしたサービスが重要と受け止め、今回のサービス導入に踏み切った」(コシダカ)という。通年で高校生の室料を0円にするのは、全国展開でカラオケを運営する企業では初めてだという。
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