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不動産の成約価格、機械学習で高精度に推定 ソニーが独自エンジン開発
ソニー不動産は10月8日、不動産取引における消費者の意思決定を支援する「不動産価格推定エンジン」を開発したことを発表した。
ソニーとソニー不動産はこのほど、機械学習を応用し、不動産の価格を推定する「不動産価格推定エンジン」を開発した。不動産の売買を検討する顧客向けに、推定価格を提供する新サービスを始める。
ソニーのディープラーニング技術を核に、ソニー不動産の不動産査定ノウハウなどを導入。さまざまな不動産関連情報から、独自のアルゴリズムに基づいてデータを解析し、成約価格を統計的に推定する。1都3県の全ての中古マンションについて算出可能という。推定精度はMER(誤差率の中央値)で5.48%と、業界最高レベルだとしている。
テクノロジーを不動産分野に応用する「Real Estate Tech」(不動産テクノロジー)企業が欧米で台頭しており、ソニー不動産は今後、不動産仲介などに加え、Real Estate Techも新たな事業の柱にする考えだ。
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