コラム
募集広告の給与と実際の提示額が違うワケ(3/3 ページ)
年収650〜800万という求人情報に応募したものの、書類選考を経て面接後採用通知かと思いきや、「年収を600万でよければ採用したい」といった条件交渉をされることがあります。給与条件におけると求職者と採用者間ギャップを考えてみましょう。
正社員募集なのに契約社員での採用を提示された
「正社員募集で応募したら、契約社員を提示された」などというのは、このように採用する側の期待より評価が下回った状態です。その評価が正しいかどうかは誰も証明できないし、たかだか採用者の評価が絶対的正確さをもっているなどというつもりは一切ありません。しかし採用条件より低い給与額を提示されたり、正社員ではなく契約社員を提示されるというのは、採用者による評価なのです。
そのような場合、提示された条件では勤める気がないなら辞退すればよいだけです。ただ、こうした提示があるのは、「正社員としてなら採用はしない。しかし契約社員ならOK」という意味であって、それでも機会さえもらえれば、成果を出す自信があるというような方にはチャンスとなります。
「求人情報の範囲より低かった」の逆、「求人条件より50万円高い年収をと提示された」例もあります。私自身がそうした条件提示を受けた経験がありますし、採用をする際、条件より高い提示をした経験があります。なぜなら「ぜひ欲しい」「他社に行って欲しくない」からです。欲しい人材えあれば、予算を上積みしても給与を高くすることは、実際にあるのです。
侮辱と思うかチャンスと思うかはご自分次第です。予定より低い給与条件を飲んで、入社後実績を出し、結果として募集時の給与条件を上回る自信があるのなら、こうした事態も十分チャンスと呼べるものでしょう。
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