金融広報中央委員会は11月5日、「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)を発表した。それによると、金融資産の平均保有額は1209万円で、前回(1182万円)よりも27万円増加していることが分かった。金融商品別でみると、預貯金が53.2%、有価証券が17.7%、生命保険が16.9%という結果に。
金融資産が増えた要因として、株高を背景に有価証券などの保有額が増えたことが挙げられるが、その一方で金融資産を「保有していない」と答えた世帯の割合は30.9%と前年(30.4%)からわずかに上昇した。
借入金のある世帯の割合は39.2%と前回(40.7%)に比べて低下した。借入金がある世帯の平均借入額は1458万円と前回(1338万円)に比べ増加した。このうち住宅ローンは1300万円(前回1294万円)。
訪問または郵送による調査で、全国の3474世帯(世帯主が20歳以上で世帯員が2人以上)が回答した。調査期間は6月12日から7月21日まで。
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - “大きな三角形”をつくった人が、圧倒的に稼ぎまくるワケ
「稼ぐ力」というフレーズが注目されているが、どうすればいいのか分からない人も多いのでは。そこで、リクルートでフェローとして活躍し、その後中学校の校長を務めた藤原和博さんに“稼ぐ方法”について聞いてきた。 - 平成生まれ版、“働きがい”がある企業ランキング
就職・転職のためのリサーチサイトを運営しているヴォーカーズは、「平成生まれ版:働きがい企業ランキング」を発表した。 - 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.