頭を使わず小粋に楽しめる、ファンキーで“黒いJAZZ”のススメ:高木里代子の「ちょこっとJAZZ」(6/6 ページ)
こんにちは、高木里代子です。今回は小難しいことを考えず、聴くだけで元気になれるようなJAZZの名曲の数々をご紹介したいと思います。
私の大好きなJAZZファンクユニット
最後に、このジャンルの楽しさの延長で、高木をはじめ、もっとパーティーピープルな方々をも楽しませる、超クールでホットなJAZZファンクユニットのアルバムを1枚ご紹介します。
来日してブルーノート公演とかもよくやっている彼らですが、もう2回くらい観に行ったかな。いつ聴いても本当に最高!
こういった、ルーツミュージックにより近く、ファンキーで黒いGrooveサウンドを持つJAZZユニットの音楽は、いつだって本来の意味で“自然と身体が揺れちゃう”ような魅力があるものですね。
ちなみに、高木としては、ブルーノートで聴いていて、最も「ビールを美味しく飲ませてくれるユニット」は、このTower of Powerや、Incognito、キャンディー・ダルファー、そして今度の来日公演を狙っているCHICO & THE GYPSIESあたりでしょうか。
……とまぁ、次に書きたいテーマがもう決まってしまいましたね(笑)。
余談ではありますが、今回ご紹介したこうしたジャンルの流れを組んで、高木が好き勝手にピアノを弾いているライブ映像を最後にチラっと。
ラップJAZZ、かっこいい! このユニットや、こちらのジャンルについても、また改めてじっくりお話させていただきますね。
それでは、今回も最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。また次回のコラムでお会いしましょう! 皆さん、風邪などお気を付けて。
著者プロフィール
東京都出身。4歳からピアノを始める。慶應義塾大学在学中から都内のライブハウス、クラブ等で演奏開始。2008年からクラブ系ハウスユニット「Inner City Jam Orchestra」のキーボード奏者として活動。DMRハウスチャート1位を獲得した「SAKURA」「空〜story〜」「HEAVEN」を作曲。
2014年4月、ダイナースクラブの主催の動画コンテストで人気投票1位を獲得、ブルーノートへ出演、世界的ギタリストのリーリトナー氏、Crystal Kay氏、そのほかビッグアーティストたちとの共演を果たす。2014年6月、リーリトナー本人から認められ、彼が主催するコンペ、6 string theoryへの挑戦権を得て、ピアノ部門世界第4位に入賞。2014年9月、モントルーJAZZフェスティバルジャパンコンペに参加、セミファイナルまで進出。
2015年初頭リリースの、初ピアノソロアルバム「Salone」は、ハイレゾ配信サイトにて1位を記録。2015年9月、アジア最大のジャズフェスティバル「東京JAZZ」に出演。その後、各スポーツ紙、Web媒体で話題となる。2015年秋、avexからリリースした「THE INTRO!高木里代子」は、iTunesジャズチャート1位を記録。
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