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フジテレビの年末・総合格闘技イベントは本当に「大健闘」だったのか赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)

昨年末、フジテレビの全面バックアップによって、総合格闘技『RIZIN』が開催された。視聴率は7.3%。実行委員長はTwitterで「皆さんのおかげで大健闘の数字を頂けました」とツイートしているが、本当に“大健闘”と言えるのだろうか。

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なんとか早急にスターを育成しないと

 29日に行われたヘビー級トーナメント「RIZINワールドグランプリ」の1回戦で期待していた石井慧がチェコの伏兵イリー・プロハースカに右ストレートを食らい、1Rで屈辱的なTKO負け。MMAに転向してもまったくパッとしない元北京五輪柔道金メダリストの先行きは、かなり厳しい状況となった。

 コアな格闘ファンではなく一般層にも知名度が高かった石井を何とか売り出そうとしていたフジテレビも、そしてRIZINのスタッフも、これにはかなりの焦燥感を覚えていると聞く。「なんとか早急にスターを育成しないと」というのが、両陣営の共通の考えだろう。おそらくアーセンが大会MVPに選ばれたのも、こういう背景があるからと容易に推測できる。

 RIZINの次回大会は4月17日。名古屋・日本ガイシホールで開催される。昨年末の旗揚げ2戦における反省点を踏まえ、今年の年末に向けて日本のMMAビジネスを再構築させるべくRIZINとフジテレビにはまい進してほしい。

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