トヨタ自動車は1月18日、ハイブリッドカー「新型プリウス」が昨年末の発売からおよそ1カ月にあたる1月17日時点で約10万台の受注を達成したことを発表した。
新型プリウスは同社の主力ハイブリッドカーで、1997年に同ブランドを発売してから4代目モデルとなる。ガソリン1リットルあたり40.8kmの低燃費を実現したことで注目を集めている。
月販目標台数は1万2000台としているが、それを上回る受注となったため生産が追い付かない状況だ。同社によると、注文してから工場出荷予定までに3〜4カ月程度かかる。納期は上級グレードのAプレミアムおよびAプレミアムツーリングが6〜7カ月、AおよびAツーリングは4〜5カ月としている。
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