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バンダイナムコ、「たまごっち」のウィズをTOBで完全子会社化へ

バンダイナムコは、玩具の企画・開発を手掛けるウィズを総額10億円で買収。

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 バンダイナムコホールディングスは3月9日、「たまごっち」「デジタルモンスター」などで知られる玩具の企画・開発会社、ウィズを株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表した。ウィズはオリジナル玩具事業から撤退し、バンダイのトイホビー事業で企画開発に特化する。

photo ウィズのWebサイト

 両社は「男児・女児の定番玩具の企画・デザイン力に強みを有するバンダイと、デジタル玩具の企画・開発力に強みを有するウィズが連携を深めることで、両社の強みを生かした新商品の企画・開発・展開が可能になる」としている。

 ウィズは2015年4〜9月期に1億9100万円の営業赤字を計上するなど経営不振に陥っており、昨年4月、バンダイナムコに資本参加を打診。バンダイナムコは、ウィズの収益性が低下しており、株式取得はリスクが高いとして、市場価格よりディスカウントした価格で創業者らから株式を取得する完全子会社化を提案。2度にわたって白紙になったものの、最終的にウィズが受け入れる形で合意したという。

 TOBは3月10日〜4月7日と4月15日〜5月24日の2回に分けて実施。第1回は1株当たり145円で、第2回は560円で買い付ける。買い付け総額は約10億円。ウィズ(JASDAQスタンダード)の9日終値は490円。

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