西武鉄道は3月14日、25年ぶりとなる新型特急列車を新造し、2018年度から運行すると発表した。デザインは世界的な建築家の妹島和世氏が手がけ、「風景に溶け込むようなやわらかいデザイン」を目指すという。
西武の新型特急車両は、現在運行している「ニューレッドアロー」10000系が登場した1993年以来。8両×7編成・合計56両の導入を計画し、製作は日立製作所が担当する。
デザインコンセプトと、外観・内観デザインは妹島氏が担当する。公開されたイメージイラストは未来的で斬新だが、空と大地を反映し、車両が青と緑に染まっている。
デザインに当たっては、西武の若手チームが打ち出した「今までに見たことのない新しい特急車両」という方向性に基づき、「秩父の山の中や都心の街の中と、いろいろな風景の中を走る特急が、やわらかくその風景と共にあるようになれたら良いなと思いました」と妹島氏は説明している。
同社は「乗車することはもちろん、風景に溶け込んでゆく車両の姿を見るだけでも楽しくなるような新型特急車両を提供する」としている。
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