40歳からの会社満足度ランキング、1位は?
就職・転職のための企業リサーチサイトを運営するヴォーカーズは5月24日、「40代からの会社満足度ランキング」を発表した。
就職・転職のための企業リサーチサイトを運営するヴォーカーズは5月24日、「40代からの会社満足度ランキング」を発表した。40歳以上の社員から寄せられた「待遇面の満足度」と「人材の長期育成」に関する声を集計し、満足度が高い企業をランキング。キャリアだけでなく、人生においても「折り返し」と言われる世代にとって、待遇面・成長面で評価の高い企業にはどのような特徴があるのだろうか。
1位は「伊藤忠商事」、以下「旭化成」「アステラス製薬」と続いた。4位は「三井物産」「出光興産」、6位は「住友商事」という結果に。
「成長・キャリア開発」で高評価を得た「旭化成」で働く人のコメントをみると「目標管理がなされているので、自分の毎年の目標を立て、その目標の達成度によって評価されるシステムになっている。そのため、自分で目標を立てて、その目標達成に向けて努力するといった、自己実現の方法や責任などを養い、また実現できるプロセスが身につく。これは、キャリア形成上の基本的な点であり、どの職場に行っても役に立つスキルとなる」(課長代理、男性)などの意見があった。
待遇面をみると、総合商社がトップ10に4社がランクイン。平均年収が最も高いのは「伊藤忠商事」(平均給与:1395万1000円)。同社で働いている人からは「30歳で1000万円を超える。40歳で1500万円がアベレージ」(情報産業部門、男性)、「50代で1500〜2000万円レンジ。海外に行けば、さらに上乗せ」(営業、男性)といった声があった。
2位は「三菱商事」(1375万8000円)。「35歳で年収1600万円、40歳で2000万円。部長になると2200万円、執行役員で3500万円ほどもらえる」(発電、男性)。3位は「三井商事」(1361万3000円)、4位は「住友商事」(1300万6000円)。「いずれも高給与で知られることもあって、40代による待遇の満足度は高評価だった」(ヴォーカーズ)
関連記事
- 今からでも遅くない? 年収200万円と800万円の分かれ道
サラリーマンの給料が減っていく――。このような話を聞くと、不安を感じる人も多いのでは。人口減少などの影響を受け、大幅な経済成長が見込めない中で、私たちはどのように仕事をしていけばいいのか。リクルートでフェローとして活躍された藤原和博さんに聞いた。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - あなたは大丈夫? 10〜20年後、人工知能に奪われる仕事100
人工知能によってあなたの仕事が奪われるかもしれない――。このような不安を感じている人も多いのでは。ある調査によると「労働人口の49%が人工知能などによって奪われる」という結果がでたが、この数字をどのように受け止めればいいのか。 - 新入社員が予想、30歳時の年収は?
新入社員は将来、自分がどのくらいの年収をもらえると思っているのだろうか。この春就職した新入社員に、30歳時点で自分がもらえそうな年収を聞いたところ……。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.