東京証券取引所は5月26日、「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングス(名古屋市)の新規上場を承認した。所属部は1部か2部で、売り出し価格決定後に決める。証券コードは「3543」。
1968年に名古屋市で「コメダ珈琲店」をオープンしたのがルーツ。75年に「株式会社コメダ珈琲店」を設立し、90年代にフランチャイズ展開を本格化。2003年に関東に、06年に関西に進出するなど展開を加速し、4月末時点で全国に689店を展開。20年度末までに1000店舗を目指す。
2016年2月期の連結業績は、売上高は217億2100万円(前期比13.2%増)、営業利益は65億5900万円(同11.0%増)、最終利益は41億2500万円(同28.1%増)。
公開価格決定は6月23日。主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。
関連記事
- なぜいま“昭和型”の喫茶店「コメダ珈琲店」が人気なのか
ジャーナリスト・経営コンサルタントの高井尚之氏が、人気企業・人気商品の裏側を解説する連載。今回は急成長中のコメダ珈琲店について読み解く。 - 競合店ができても、ドトールの売り上げがあっさり元に戻るワケ
コーヒー業界が熾烈な競争を極めている。喫茶店、ファミリーレストラン、コーヒーチェーン、コンビニ、サードウェーブなど、さまざまな業界が参入しているが、そんな中で堅調な売り上げを伸ばしているコーヒーチェーンがある。ドトールだ。 - なぜ「ココイチ」の味は“普通”なのに、トップを独走しているのか
「カレーハウスCoCo壱番屋」(ココイチ)を運営している壱番屋の業績が好調である。市場をみると、ココイチの店舗数は1000店を超えているのに、2位のゴーゴーカレーは80店ほど。なぜココイチはここまで「独走」しているのか。同社の取締役に聞いたところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.