会議室はいらない! 通路は狭い方がいい! 異色集団チームラボが考えるオフィス空間とは(1/5 ページ)
会議室を作らない、ホワイトボートもいらない、通路はできるだけ狭く――。モノ作りに適した空間を作るためにこだわり抜いたチームラボのオフィスを紹介する。
会議室は作らない。ホワイトボートもいらない。通路はできるだけ狭く、壁は全体的に黄色く、いすの種類はバラバラ――。
こんな“常識外れ”のオフィスで活動する企業がある。デジタルを中心としたアート作品の制作や、さまざまな企業のオフィス空間デザインを手掛けるチームラボだ。
同社はプログラマーやエンジニア、Webデザイナーから、建築家、CGアニメーター、絵師、数学者までいる異色の集団。一見“常識外れ”のオフィスだが、個性的なスタッフが創造性を発揮できるよう、議論を重ねて作り上げられた空間なのだ。
例えば、チームラボのオフィスには会議室は存在しない。社内の会議も、顧客との打ち合わせも、全て同じオープンスペースで行う。ディスカッションをオープンな場で行うことで、興味を持った人が気軽に参加して発言できるようにしている。実際、「違う席にいたメンバーが突然機論に参加したりする」こともあり、活発な議論で創造性を高める狙いがある。
カラフルな壁の色にも理由がある。コミュニケーションを活発にさせたい場所では黄色やオレンジを、冷静に臨みたい場所には青色を──と、色彩心理学の知見を生かしている。
通路にも仕掛けがある。社員が通る通路をあえて狭くして、コミュニケーションを誘発させるようとしているのだ。「オフィス内でコミュニケーションが活発におこり、専門分野の違う人が、会議以外でも会話をして、ともに考え、発想する環境を作ることを重要視している」(同社)という。
モノ作りに適した空間とは? 工夫を凝らした同社のオフィスを紹介する。
関連記事
- 現役秘書が教える“失敗しない接待の手土産”とは?
ぐるなびは現役秘書たちが選んだ“失敗しない接待の手土産”を紹介するムック本を販売した。 - “ふともも”はアート? 1000脚に囲まれる「ふともも写真展」開催
BACONは、写真家のゆりあ氏の個展「ふともも写真の世界展」を開催する。 - 最新モデルのバイクが集結 画像で振り返る、東京モーターサイクルショー2016
国内最大級の自動二輪の祭典「東京モーターサイクルショー2016」の様子を画像でお伝えする。 - 東京モーターサイクルショー開幕 バイクよりも存在感? 会場を彩るコンパニオンたち
最新モデルのバイクにも負けない存在感を発揮する「東京モーターサイクルショー2016」のコンパニオンたちを一挙紹介する。 - これがグランプリのお弁当だ 国内最大級の“食べもの”イベント開催
国内最大級の業務用食品、食材、機器、容器の総合イベント「ファベックス2016」が開催された。各ブースで展示されているおいしそうな食べ物を紹介しながら、イベントの様子をお伝えする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.