LGBTに該当する人は5.9%
「LGBT」という言葉に触れる機会が多くなってきたが、実際のところどのくらいの割合で存在しているのだろうか。全国の20〜50代の男女に聞いたところ……。LGBT総合研究所調べ。
「LGBT」という言葉に触れる機会が多くなってきたが、実際のところどのくらいの割合で存在しているのだろうか。全国の20〜50代の男女に聞いたところ、LGBTに該当する人は5.9%(レズビアン:1.70%、ゲイ:1.94%、バイセクシャル:1.74%、トランスジェンダー:0.47%)であることが、博報堂DYグループのLGBT総合研究所の調査で分かった。LGBTにあてはまらないAセクシャル(無性愛者)など、その他のセクシャルマイノリティに該当する人は2.1%。
職場や学校で、LGBTについて理解・配慮があることは重要なことだと思いますか? という質問に対し、ストレート(セクシャルマイノリティに該当しない層)で「はい」と答えたのは42.8%に対し、LGBTでは51.6%。この結果を受け、LGBT総合研究所は「今後ますます、企業・自治体などでもLGBTへの理解を深めるなどの対応が求められる可能性がある」とコメントした。
ストレートとLGBTで、消費傾向に違いはあるのだろうか。項目別にひと月当たりの支出金額を聞いたところ、海外旅行はストレートが7721円に対し、LGBTは2万926円と大きな違いがみられた。このほか、LGBTはペット関連商品・サービス(ストレート:1415円、LGBT:3642円)や国内旅行(8024円、1万7310円)、芸術鑑賞(1628円、3444円)などに高い消費支出傾向が見られた。
インターネットを使った調査で、20〜59歳の男女8万9366人が回答した。調査期間は5月16日から19日まで。生活意識に関する調査は、ストレート208人、LGBT828人が回答した。調査期間は5月19日から21日まで。
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