東京都は、都内にある1000の労働組合を対象に、夏のボーナス要求・妥結状況を集計し、その結果を発表した。すでに妥結している286組合の平均妥結額は78万6623円で、平均賃金(31万9325円・39.3歳)の2.46カ月分に相当。同一労組の前年妥結額と比較すると、金額で1万7424円、率で2.27%上回っている。
妥結金額を産業別にみると、対前年比が最も高かったのは「その他運輸」(30.46%)、次いで「建設業」(13.02%)、「宿泊業、飲食サービス業」(9.82%)という結果に。一方、対前年比が低かったのは「情報通信機械器具製造業」(-11.54%)、次いで「鉄鋼業」(-11.40%)、「情報制作(出版など」(-3.70%)だった。
過去10年間を振り返ると、2011年の65万9457年を底に、以降5年連続で上昇している(2016年は中間集計)。
平均要求額をみると、82万7597円で、平均賃金(31万9713円・39.3歳)の2.59カ月分に相当。同一労組の前年要求額と比較すると率で1.76%上回っている。
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