「獣医師マジック」攻略法 動物病院の「待合室」を攻略する:待合室を攻略するための3か条(2/2 ページ)
動物病院に行くと緊張しませんか? 今回は、緊張して聞きたいことが聞けない「獣医師マジック」をやわらげるための「4つのこと」と「3カ条」をお伝えします。
それでも緊張してしまうあなたへ、待合室を攻略するための3か条
- その1: 飼主が、深呼吸
- その2: 優しくなでながら声かけ
- その3: 言いたいことイメトレする
これらを1つずつ、詳しく説明しましょう。
その1: 飼主が深呼吸をする
あなたの緊張はペットに伝わります。ですので、待合室ではまず深呼吸。動物病院であなたに対応してくれる人は、受付スタッフまたは動物看護師です。あなたのペットがいつもと違う様子を、落ち着きながらゆっくりと話してください。
その2: 優しくなでながら声かけ
ヒトだけでなく、ペットも知らない場所やあまり来ない場所は緊張します。このような緊張の中、特にネコは、動物病院にいるイヌの鳴き声でさらに怖がることがあります。
こんな時は、飼主さんが深呼吸をし心をおだやかにしてから、優しくなでながら話しかけましょう。
「こわいねー」などのネガティブな言葉でなだめるのではなく、「イヌが鳴いているね」「○○ちゃん、いいこだね〜」と、今起きていることやポジティブな言葉を伝えるようにします。
その3: 言いたいことイメトレする
あなたのペットに起こっている「いつもと違うところ」を的確に伝えることで、獣医師の診断の助けになります。また、病院にいる時間もそれだけ短くなることでしょう。
実は、待合室で動物病院のスタッフがあなたに「今日はどうしたのか」と聞くことは、同時に「ペットの状態をみて、診察まで待てるかを判断する」という意味もあります。
「下痢をしていて」「朝から食べていなくて」「1週間前から食べていなくて」など、まずは端的にでも話してもらえると助かります。私の場合はウサギでしたが、待合室で容体が急変して残念ながら亡くなってしまったケースに何度も遭遇したことがあります。
今回は、動物病院の「待合室」を攻略する方法についてお話ししました。あなたと、あなたのペットが獣医師マジックから解き放たれ、幸せに過ごせるように少しでもお手伝いができたとしたら幸いです。(武田真優子)
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