高いプロパンガス料金に困っている人へのアドバイス:マネーの達人(1/3 ページ)
多くの消費者がプロパンガスの料金について誤解しています。今回ご紹介する方法を使えば、1円のコストもかけることなく、料金は簡単に30〜40%下げることができます。
プロパンガスの料金は、30〜40%下げられる
あまりにも多くの消費者が、プロパンガスの料金について誤解しています。しかし、ここでご紹介する方法を使えば、料金は簡単に30〜40%下がります。しかも、少しの努力もなく、1円のコストもかけずに実行できます。
まず、多くの消費者が誤解していることについてご説明しましょう。これは、私たち「一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会」が7年半の期間に、約5万人のプロパンガス消費者から相談を受け、延べ1万数千件のガス会社変更をお手伝いした経験から分かった、紛れもない事実です。
ガス代を下げる前に理解しておくべき3つの誤解
誤解1.プロパンガスは「公共料金」である
正解→ 「自由料金」
一番の誤解は、プロパンガスを「公共料金」だと思っていることです。こういう方が圧倒的に多いのはある程度理解できます。
なぜなら、2016年4月1日から自由料金になった電気も公共料金でしたし、都市ガスや水道は今も公共料金なので、同じライフラインであるプロパンガスもそうだろうと考えるのはむしろ自然かもしれません。
しかし、プロパンガスはずっと自由料金です。価格を決めるのは経産省でもエネルギー庁でもありません。全国に約2万1000社あるプロパンガス販売会社の社長さんの気分次第で、いつでも好きなときに値上げも値下げもできるのです。
誤解2. プロパンガス料金は「統一価格」である
正解→ 「各戸バラバラ」
「隣の奥さんにガスの検針表を見せてもらって、自宅よりもずいぶん安いことにショックを受けた。プロパンガスの単価はどこも同じだと思っていたので……」という声を良く聞きます。
実は、プロパンガスの1立方メートル当たりの販売単価は各戸バラバラです。隣近所が10軒あったら、10軒とも違う価格が適用されていると言っても過言ではないです。
なぜこのようなことが起こるのかというと、プロパンガス会社には非常に多くの料金表があるからです。会社の規模が大きくなるほど料金表は増えていきます。
大手の販売会社には100種類以上の料金表があり、新規の顧客にどの料金表を適用するかについてのルールはなく、極端に安い価格でない限り担当営業マンの判断に任されているのが実態です。
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