国土交通省は7月7日、職員をかたる詐欺未遂について情報提供があったとして注意を呼び掛けた。「渇水になった場合でも水を自由に使えるようになる」「ダム内部の見学ができる」などとウソの勧誘をし、金を要求する手口だという。
同省によると、6日までに一般から電話で複数の情報が寄せられた。「パラリンピック関係の調査に協力すれば大会チケットを協力価格で入手できる」「宅配便の再配達に関して優先的に扱われる」などと勧誘するケースもあったという。
今月3日に起きた事案では、同省職員を名乗る男女2人が30代男性の自宅を訪問。「子ども霞が関見学デーを7月27日と28日に実施するので、15万円を払うと参加できる」などと勧誘されたという。男性は勧誘は断ったが、詐欺の可能性があるとして同省に確認の電話をし、発覚した。
同省は「一般家庭を訪問して勧誘を行い、金銭を要求するようなことは行っていない」として注意を呼び掛けている。
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