コラム
金利差0.3%でも「住宅ローン借り換え」のメリットはあるのか:マネーの達人(1/4 ページ)
今回は、金利差0.3%で借り換えを行ったケースを例に、借り換えのメリットがどの程度あるのかを具体的に見ていきましょう。
一般的に、下記のいずれかに当てはまる場合、借り換えのメリットがあると言われています。
- ローン残高が1000万円以上
- 返済期間が残り10年以上
- 借り換えるローンとの金利差が1%以上
ここ数年内に、変動金利で借り入れをしていた場合を見てみると、
店頭金利2.475% − 優遇金利1.7 = 0.775%(平成26年〜)
店頭金利2.475% − 優遇金利1.6 = 0.875%(平成24年〜)
店頭金利2.475% − 優遇金利1.5 = 0.975%(平成23年〜)
このあたりの金利水準の人も少なくないでしょう。平成28年6月時点で最も低い金利水準は、変動金利で0.5%くらいなので、上記のような数年前に低い変動金利で借りている人は、借り換えで1%以上の金利差も出ません。
本稿では、筆者のところに来た最近の相談の中から、金利差0.3%で借り換えを行ったケースを取り上げ、借り換えのメリットがどの程度あるのかを見ていきたいと思います。
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