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橋下氏が辛辣ツイート「鳥越さん、ケツの穴小さくないか?」(3/5 ページ)

政治家を引退した橋下徹弁護士の「Twitter」への書き込みが盛んだ。法律政策顧問を務める国政政党「おおさか維新の会」の党名変更問題から東京都知事選、米大統領選に至るまで、橋下節で縦横無尽に“突っ込み”を入れている。

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「おおさか」にこだわらず

 昨年12月の大阪市長退任から半年が経過した今も、橋下氏はフォロワー数が150万を超え、その発言が幅広い支持を受けている。

 この間、後継の吉村洋文大阪市長(おおさか維新常任役員)は市ヘイトスピーチ抑止条例を全国で初めて施行し、5歳児の教育費無償化などを実現した。盟友・松井一郎大阪府知事が代表として率いるおおさか維新は7月の参院選では、大阪選挙区(改選数4)の2議席を含めて全国で7議席を獲得し、非改選5議席と合わせて単独で法案を国会へ提出できる勢力(11議席以上)を確保した。悲願の大阪都構想への再挑戦に向けた議論も8月下旬以降に本格化する見通しだ。

 着実に足場を固めつつあるおおさか維新は、かつて「橋下氏の個人商店」と揶揄された状況を脱しつつあるようだ。ただ、党の意思決定のラインから外れたはずの橋下氏の意向が、重要事項の決定に影響を与える場面は今もみられる。

 象徴的なのが、参院選後に松井氏が党名から「おおさかを外す」可能性に言及した際の出来事。党内には一時、「おおさか」にこだわっていた橋下氏の意向を気にする声もあった。

 しかし橋下氏が《おおさかにこだわる必要なし》(7月13日)とツイートしたことで、維新関係者の間に「社長からお墨付きが出た」と安堵が広がり、党内手続きが進み始めた。

 党名から「おおさか」を外す狙いは、大阪の政治課題のみに固執せず、広く国民全体の利益を反映する真のナショナル・パーティとして国政と向き合う意思を党内外に示すことにある。

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