歯医者の治療が長引く本当の理由とは:マネーの達人(2/2 ページ)
歯科を受診した際、ちょっとした治療のはずが何回も通わなければならない……そんな経験はありませんか? 今回は、歯科医での治療が長引く本当の理由をご紹介します。
歯科医が増え虫歯が減った結果……
虫歯が減った一方、日本の歯科全体の診療報酬は横ばいで推移しており、歯科医にとっては死活問題となっています。これが、短時間の治療で通院回数を増やし利益を上げようとしている理由の1つと考えられます。
最近では、街中でおしゃれな歯科クリニックを見かけます。平日の夜10時くらいまで、また、日曜日も診療しているところもあります。これも、患者獲得の施策なのでしょうか。
繁盛している歯医者は良い歯医者?
では、たくさんある歯科医の中からどこを選べば良いのでしょうか。常に予約がいっぱいで繁盛しているところは、本当に良い歯科医なのでしょうか? いいかげんな治療では何度も通院しなくてはならないので患者は増えます。ですから、繁盛しているからといって、必ずしも良い歯科医というわけではありません。
まず、事前に治療方法や期間をきちんと説明してくれる歯科医は信頼できます。ただ、「虫歯です」と言っただけで治療を始めてしまう歯科医は信頼できないでしょう。
一般的に、歯医者は「怖い」「痛い」のイメージがあるので、「怖くない」「優しい」「痛くない」などの口コミで歯科医を選ぶこともあると思います。しかし、良い歯科医を選ばないと、治療が長引き費用もかかり時間も拘束されます。
今では、治療中の自分の口の中を映し出すモニターを設置している歯科医も増えています。自分がどういう治療をしてもらっているのかを、きちんと理解して受診しましょう。(天海文香)
著者プロフィール:
天海文香
1965年生まれ。看護師として20年病院勤務。病院勤務の時に訪問看護室へ異動し、在宅看護のやりがいを感じ、現在、ケアマネジャーとして、高齢者の方の在宅生活をサポートしています。
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