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航空機の搭乗手続き確認、厳格化へ 新千歳のすり抜け事件受け国交省が指示 「損害賠償」も警告
新千歳空港で起きた乗客のすり抜け事件を受け、国交省が搭乗手続き確認の厳格化などを航空会社・空港に指示。
国土交通省は9月13日、先月の新千歳空港で乗客が保安検査をすり抜けたトラブルを受け、航空機への搭乗手続き確認を厳格化するなどの再発防止策を10月末までに完了するよう航空会社と空港に指示した。
新千歳空港のトラブルは8月5日に発生。搭乗手続きが完了していない乗客に対し、保安検査場の入り口で待機を指示したところ、乗客が金属探知機の横のすき間(約1メートル)をすり抜けて通過した。
搭乗口でも乗客の搭乗手続き完了を確認できなかったが、本人確認などにより搭乗手続きを行い、エアドゥ20便(羽田行き)で出発した。
この後、保安検査場が閉鎖され、国内線は一時全便が運行を停止。計170便が欠航・遅延し、計2万2397人に影響が出た。
国交省は再発防止策として(1)搭乗口では搭乗券などを持っている乗客のみを搭乗させ、確認できない場合は搭乗不可、(2)保安検査場も搭乗券所持者のみの入場を徹底し、ゲートやフェンスを設けるなどしてすき間からの入場防止を強化──などの措置を指示。遅くとも10月末までに完了するよう求めている。
今後は搭乗手続き完了が確認できない場合や、保安検査を受けていることが確認できない場合、航空機には搭乗できない。また保安検査場でも、搭乗手続きの完了が確認できない場合、検査を受けることができないため、注意が必要だとしている。
また不正入場などによる損害は賠償請求の対象になる場合があると警告している。
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