2015年7月27日以前の記事
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日本シリーズを制するのは? 「昭和的な闘将」と「平成的な策士」に注目赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)

プロ野球の日本シリーズが盛り上がっている。両チームとも全力を出し切っている感が伝わってくるが、ベンチワークに目を向けるとちょっと違う楽しみ方ができる両軍指揮官の性格が対照的で、メディア対応もずいぶん違う。例えば……。

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両軍指揮官の言動に注目

 二刀流・大谷翔平に対して、なぜ厳しい批評を展開するのかというと、そこで当人に満足し切ってほしくないからである。いわば期待の裏返しなのだ。

 「翔平の能力は、まだまだこれからも上がっていく。だからそこが終着点だと思ってほしくないから、あえて厳しい注文を付ける。彼ならば、当然できるはずです。だから(厳しい言葉を投げかけることは)自分の役割だと思っています」と栗山監督は語っている。大谷がどんなに素晴らしい投球、あるいは打撃をしたとしても滅多なことでは誉めずに注文を付けるのも、また栗山流なのである。

 日本シリーズは残すところ最大でも、あと2試合。「昭和的な闘将」と「平成的な策士」のベンチワークに注目するのはもちろん、両軍指揮官のメディアに対する言動にも注目したい。

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