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松屋フーズの16年4〜9月期、原価改善などで営業利益113%増 通期予想も上方修正
牛丼チェーン「松屋」などを運営する松屋フーズは16年4〜9月期の営業利益が113%増になった。それに伴い通期業績予想を上方修正した。
牛丼チェーン「松屋」などを運営する松屋フーズが10月31日に発表した2016年4〜9月期連結決算は、営業利益が前年同期比で113.0%増の21億2900万円となった。売り上げ原価や販管費(販売費・一般管理費)の改善などが利益を押し上げた。
売上高は同6.4%増の432億4000万円。既存店全体の売り上げが前年を上回ったほか、第二の主力業態に据える「松のや」「松乃家」といった低価格帯のとんかつ業態を中心に新規出店したことなどが寄与した。
営業利益に関して、食材の仕入単価変動などにより、売り上げ原価率が前年同期の33.7%から31.4%に、販管費は売上高に対する比率が同63.8%から63.7%へと改善した。この主な要因は、人件費以外の経費の売上高に占める割合が同29.1%から28.6%となったことだとする。経常利益は同112.7%増の21億7700万円、四半期純利益は同288.7%増の12億4400万円となった。
2017年3月期通期は当初発表していた連結業績予想を上方修正し、売上高は876億7000万円、営業利益は46億円、最終利益は21億5000万円とした。
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