東京商工リサーチによると、コンタクトレンズメーカーの日本コンタクトレンズ(名古屋市)が11月15日に民事再生法の適用を名古屋地裁に申請した。負債総額は約15億7000万円。
眼科医だった故・水谷豊氏が1957年に創業した、国内コンタクトレンズメーカーの先駆け。「ニチコン」ブランドでコンタクトレンズやケア用品の製造・販売を展開し、96年2月期には約40億円の売上高があった。
だが競合の激化や個人消費の落ち込みなどから短期交換型レンズの販売が鈍化。2016年2月期の売上高は約20億700万円に落ち込み、赤字に転落していた。借入金の返済負担などから資金繰りがひっ迫しており、今年9月には資金ショートを起こしていたという。
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