2016年の最優秀経営者は誰? 従業員10人以上の企業経営者に聞いたところ、トップはソフトバンクグループの「孫正義」であることが、産業能率大学の調査で分かった。孫氏の名前を挙げた人からは「さまざまなモノがネットワークにつながるIoT市場を見据えた大型買収、攻めの投資を続ける姿勢など、『先見性』『積極性』豪快さ』などが回答理由に多く見られた」(産業能率大学)という。
2位は、トヨタ自動車の「豊田章男」、次いで日産自動車の「カルロス・ゴーン」、日本電産の「永守重信」、LINEの「出澤剛」、サントリーホールディングスの「新浪剛史」、アップルの「ティム・クック」、九州旅客鉄道の「青柳俊彦」と続いた。
3位のゴーン氏は5年ぶりにトップ10に入り。「燃費不正で販売台数が激減した三菱自動車工業を傘下に収めたことで、経営者からは『再建』や『連携での相乗効果』に期待する声が寄せられた」(同大学)。5位の出澤氏、8位の青柳氏、10位の似鳥昭雄氏(ニトリホールディングス会長)は、いずれも初めてのトップ10入り。
インターネットを使った調査で、従業員10人以上の企業経営者404人が回答した。調査期間は11月11日から18日まで。
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