旅行会社のエクスペディア・ジャパンの調査によると、日本の有給休暇消化率は50%で、3年ぶりに世界(28の国と地域)で最下位となった。
次いで消化率が低かった国は韓国(消化率53%)、インド(同71%)、シンガポール(同78%)、メキシコ(同80%)、アメリカ(同)、イタリア(83%)――と続く。仏国、スペイン、ブラジル、オーストリア、香港の消化率は100%だった。
また、「休みが不足している」と感じる人の割合は日本(34%)が最も少ない。一方、30日の有給休暇が付与される消化率100%のスペイン(68%)が最も多いという結果に。
日本人が休みを取らない理由は1位が「人手不足」、2位が「同僚が休んでいない」、3位が「お金がない」だった。また、休みを取ることに「罪悪感がある」と考える日本人の割合は59%だった。
9月12〜29日にネットを使って調査し、28の国と地域の9424人が回答した。
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