ブックオフコーポレーションは1月27日、2017年3月期の連結業績予想を下方修正し、営業損益が4億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は8億円の黒字だったが、主力の書籍やソフト、アパレルの販売が低調。売上高が想定を下回り、2期連続の営業赤字を見込む。
3億5000万円の黒字を見込んでいた最終損益も、繰延税金資産の取り崩しを迫られることで13億円の赤字に修正する。最終赤字は2期連続。配当予想も年間10円に下方修正し、前期の25円から減配となる。
責任を明確化するため、松下展千社長の月額報酬を20%カット(6月まで)するなど、役員報酬の減額を実施する。
売上高は前回予想から50億円減の800億円。主力商材の販売が低調で、秋口から年末年始にかけて追加で各種セールを実施したものの、回復効果は限定的で、既存店売上高は前年並みにとどまった。ブックオフオンライン、ハグオールも想定を下回った。
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