ニュース
転職の求人数、26カ月連続増 「売り手市場」の傾向続く:DODA調べ
転職希望者の「売り手市場」の傾向が続いている――「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンス調べ。
転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスは2月13日、2017年1月の転職求人倍率を発表。1月の求人倍率は、前月比0.58ポイント減の2.35倍だった。求人数は0.1%増で、26カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新。転職希望者数は24.6%増だった。
調査結果について、同社は「求人数が微増にとどまった理由は、16年末に17年4月入社に向けた採用を前倒しで始めた企業が多かった影響。一方、4月入社を目指して転職活動を始める人は1月に多かったため、転職希望者数は大幅に増加した」とみている。
業種別では、求人数が増加したのは「商社・流通」(1.6%増)、「サービス」(1.3%増)。職種別で求人数の伸びが顕著だったのは、「事務・アシスタント系」(3.3%増)、「技術系(電気・機械)」(2.9%増)だった。
今後は、3月に年度末を迎える企業が多く、新年度に向けて人材の確保を急ぐ企業が多いため、2月以降も求人数は高い水準を維持する見込みだという。同社は「転職活動をするには非常に良い時期だが、募集開始から人材確保までの期間が短いケースに注意。転職希望者は、希望の求人を見つけた場合はすぐに応募し、自分に求められていることを理解した上で選考に臨むことが大切」とみている。
関連記事
- 転職して働くなら「東京」がトップ
もし何の制約もしがらみもなかったら、どの都道府県で働いてみたいですか? 転職を希望している人に聞いたところ……。ワークポート調べ。 - 2016年の転職ランキング、2年ぶりに「グーグル」が1位
インテリジェンスが運営している転職サービス「DODA」は、2016年の転職ランキングを発表した。1位は……。 - 転職時の不安は? 年代によって違い
転職の求人数が増えているようだが、転職したいなあと思っている人はどのようなことを考えているのだろうか。エン・ジャパン調べ。 - ビジネスパーソンの3割、「チャンスあれば転職」
ロバート・ウォルタース・ジャパン(東京都渋谷区)が、労働環境についてのアンケート結果を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.