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玄関と一体化、室内から受け取れる「宅配ボックス」登場:ミサワホームが開発
ミサワホームが、「玄関一体型宅配ボックス」を開発。宅配事業者の負担軽減と、利用者の利便性向上が目的。
ミサワホームは3月13日、住宅の玄関部分に設置することで、室内から配達物を回収できる宅配ボックス「玄関一体型宅配ボックス」を開発したと発表した。4月1日から、同社が施工する木質系工業化住宅に設置を始める。
宅配事業者の負担軽減と、多忙などで宅配物の受け取りが困難な利用者の利便性向上が狙い。宅配ボックスは自動押印機能を備えているため、ドライバーは商品を収納後、伝票を専用の差し込み口に挿入して捺印ボタンを押すだけで配達作業を完了できる。利用者は不在時だけでなく、家事や育児などで手が離せない時でも荷物を受け取れる。
材質は断熱パネルを使用しており、配達物の品質の劣化を防ぐ。配色は玄関のドアなどに合ったものを選択し、インテリアとしての統一感を持たせることが可能だ。
受け取り可能な配達物の大きさは、130(幅)×360(奥行き)×500(高さ)ミリ。耐荷重は10キロ。
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