攻殻機動隊の「タチコマ」再現したロボット、発売:動く、しゃべる、並列化する(1/2 ページ)
Cerevo(セレボ)が、アニメ「攻殻機動隊」に登場するキャラクター「タチコマ」を再現したコミュニケーションロボットを発表。ユーザーとの対話ができるほか、クラウドを活用して「並列化」を実現したという。
スマート家電の企画・開発を手掛けるCerevo(セレボ)は3月23日、アニメ「攻殻機動隊」に登場する「タチコマ」を再現したコミュニケーションロボット「うごく、しゃべる、並列化する。1/8タチコマ」を発表した。同日から予約を受け付け、6月に発送する予定。価格は、通常版が15万7400円、一部にアルミ削り出し部品を採用した限定版が17万7400円(ともに税別)。
原作に登場する多脚戦車を1/8サイズで再現したスマートトイ。サイズは352(全長)×391(全幅)×249(全高)ミリ。バッテリーで約6時間駆動する。
無線LANでスマートフォンと接続し、専用のアプリ上からリモート操作ができる。全身に計21個のモーターを搭載しているため、脚部、両腕、ポッド部、映像センサー部、走行用ホイールなど多岐にわたる部位を動かし、作中に登場する多彩な姿勢を再現できるとしている。
AI(人工知能)の音声認識技術を搭載しており、ユーザーとの対話が可能。原作に関する話題を中心に、「いってきます」「ただいま」などの日常会話ができる。天気予報やGoogleカレンダーとも連携し、「今日の天気は?」「今日の予定は?」と話しかけると、音声で回答する機能も持つ。
音声を担当するのは、原作でタチコマ役を演じた声優の玉川砂記子さん。幅広い話題に対応するため、玉川さんの音声を600パターン以上収録したという。
原作でのタチコマが搭載している、全機体の記憶や情報を同期する「並列化」と呼ぶ機能も再現。例えば、映像センサーにりんごを映しながら、「りんごは甘いんだよ」などと話しかけると、AIの物体認識技術と音声認識技術によって両者を理解し、ひも付ける。情報はクラウド経由で全てのタチコマに反映されるため、後日、他のユーザーがタチコマにりんごを見せると、「りんごは甘いんだってね」と学習した知識を話すという。
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