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ブリヂストン、国内市販用タイヤを6〜10%値上げ:原材料の価格増が原因
ブリヂストンが、国内市販用タイヤを6〜10%値上げすると発表。夏用タイヤなどを6月1日から、冬用タイヤを9月1日から値上げする。
ブリヂストンは3月28日、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を6月1日から値上げすると発表した。値上げ率は6〜10%で、夏用タイヤ、チューブ、フラップが対象。9月1日からは冬用タイヤも値上げする予定だ。同社がタイヤを値上げするのは、2011年以来6年ぶり。
値上げする製品は、乗用車・バン用タイヤ(夏用のみ)、トラック・バス用タイヤ、建設・鉱山車両用タイヤ、二輪自動車用タイヤ(いずれも夏用・冬用)など8種類。値上げの要因について、同社はタイヤの主要原材料である天然ゴムや、合成ゴムなど石油化学系原材料の価格が高騰していることを挙げている。
現時点では、顧客からの需要が多い乗用車・バン用の冬用タイヤの価格は据え置き、今後の原材料費の変動を確認した上で値上げの有無を決定するという。
ゴム・タイヤ業界では、業界3位の横浜ゴムが、原材料の価格高騰を理由に4月1日から国内市販用タイヤを6〜7%値上げすることを発表しており、値上げが相次いでいる。
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