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ヤフー、育児・介護中の従業員に「週休3日」制度導入:4月から開始
ヤフーは4月から、育児・介護・看護中の従業員が「週休3日」にできる制度を導入する。正社員と契約社員が利用でき、柔軟に働き方を選べる。
ヤフーは4月から、育児・介護・看護を行う従業員を対象に「えらべる勤務制度」を導入する。小学生以下の同居の子を養育する従業員や、家族の介護や看護が必要な従業員は、土日の休日に加え1週あたり1日の休暇を取得し「週休3日」にできる。
これまで新幹線通勤や、オフィス以外の場所での勤務を認める「どこでもオフィス」などの制度を導入してきた。だが従業員の平均年齢が35.7歳(2016年12月31日時点)になり、介護などを理由に退職する従業員が出てきていることから、「育児や介護などの事情を抱えた従業員に対しては、一歩踏み込んだ制度設計が必要とされていた」という。
「えらべる勤務制度」は、正社員と契約社員が利用可能。月単位での申請や曜日変更/解除の変更を行うため、「小学校の夏休みにあわせて8月のみ制度を利用する」など柔軟に働き方を選べる。制度利用により取得した休暇分は無給。
新制度は育児・介護中の従業員を対象とした限定的なものだが、今後、全従業員を対象にした制度も検討中。「時期は未定だが、小規模な単位で検証を行い、制度設計を進めていく」という。
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