「逃げ恥」BD-BOX、売上最高記録を更新:家事代行サービス業界にも影響大
大ヒット連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(通称「逃げ恥」)BD-BOXが、歴代ドラマBD最高売り上げを更新。「世界一難しい恋」の記録を塗り替えた。
2016年10月クールでオンエアされ、大ヒットした連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(通称「逃げ恥」)のBlu-ray Disc(BD) BOXが、歴代ドラマBD最高売り上げを更新した。オリコンが4月5日発表した。
「逃げ恥」BD-BOXは3月29日に発売。初週3.0万枚を売り上げ、BD総合2位に登場した。16年11月発売のドラマ「世界一難しい恋」の累計2.1万枚を大きく更新し、歴代1位になった。
海野つなみによるマンガ作品の実写化。「夫=雇用主」「妻=従業員」とする契約結婚生活から始まる男女の恋模様を、「結婚」や「働き方」を織り込みながら描いたラブコメディー。新垣結衣と星野源が一風変わった関係を築き上げていく夫婦を好演した。エンディングテーマで登場人物が踊る「恋ダンス」も話題になった。
本作は高く評価され、10月クールの賞レースを総なめ。「コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞 2016」(オリコン)では作品賞・脚本賞・助演女優賞の3部門を、「AMDアワード年間コンテンツ賞では優秀賞を受賞した。原作も第39回講談社漫画賞少女部門を受賞している。
意外な方向にも影響を与えた。家事監修を担当している家事代行サービス大手のベアーズによると、「逃げ恥」効果で18〜24歳のスタッフ応募数が前年同月対比で1.5倍に。東京都では2.6倍になったという。また、ベアーズのWebサイトのPV(ページビュー)は、一時平常時の3倍になったと発表している。
なお、今週のオリコン週間BD総合ランキング1位は、プロスケーターたちを描いたアニメ「ユーリ!!! on ICE」4巻。
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