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アスクル、倉庫火災で特損101億円:通期最終損益は「未定」に
アスクルは、2月16日に物流倉庫で発生した火事の影響で、101億4500万円を特別損失として計上すると発表。通期最終損益の予想は「未定」とした。
アスクルは4月5日、埼玉県三芳町の物流倉庫で発生した火事の影響で、101億4500万円を特別損失として計上すると発表した。
特別損失は2017年5月期第3四半期に計上。内訳は、資産の原状回復費などの引当金繰入額として約68億円、固定資産・棚卸し資産の滅失損として約33億円──など。計上額は今後変動する可能性があるとしている。
計約46億円を限度とする保険に入っているが、受取額が確定していないとして特別利益への計上は見送った。
16年5月期の連結業績予想も下方修正。売上高は従来予想から130億円減(-3.7%)の3350億円に、営業利益は15億円減(-15.8%)の80億円にとどまる。また、保険金の受取額が確定していないため、最終損益は「未定」とした。
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