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日本KFC、「ピザハット」を売却 投資ファンドに苦戦が続いていた

日本KFCホールディングスが5月10日、100%子会社の日本ピザハットなど2社を投資ファンドに売却すると発表した。

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 ファストフードチェーン「ケンタッキー・フライド・チキン」(KFC)などを展開する日本KFCホールディングスは5月10日、100%子会社の日本ピザハットなど2社を投資ファンドに売却すると発表した。売却額は非公開。


日本KFCホールディングスがピザハット事業を売却

 売却するのは、「ピザハット」事業を担う日本ピザハットとフェニックス・フーズの2社。投資ファンドのエンデバー・ユナイテッドに全株式を6月12日付で譲渡する。

 日本KFCホールディングスの収益の柱はKFC事業とピザハット事業だが、ピザハット事業は苦戦が続いており、15年3月期に11年ぶりに赤字に転落する要因になっていた。

 日本KFCは「ピザハット事業では店舗収益モデルの最適化、事業規模と本社経費バランスの見直し、売り上げ予測精度向上による最適な店舗開発を基本戦略として事業を展開してきた」という。ただ、宅配ピザ市場は競争が激化しており、「事業運営をエンデバー社へ委ねることが最良な選択であると判断した」という。

 日本ピザハットの17年3月期は売上高143億円に対し、営業利益は1億6200万円、最終利益は4000万円だった。


5月10日の発表

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