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「もうあかん、やめます」の靴屋、本当に破産していた:「閉店セール商法」が大阪で人気
「もうあかん、やめます」の垂れ幕で知られるシューズ オットーが破産していたことが分かった。
東京商工リサーチによると、「もうあかん、やめます」という“閉店商法”で知られた靴販売の「シューズ オットー」(大阪市北区)が4月26日、神戸地裁尼崎支部から破産開始決定を受けた。
1977年創業。紳士用ビジネスシューズや、身長を高く見せることのできる「シークレットシューズ」を中心に販売し、80年代半ばのピーク時には、本店の他に3店舗を展開していた。
90年代のバブル崩壊後に、景気後退の影響で売り上げが低迷。この頃から店頭に「もうあかん やめます!」と書いた大きな垂れ幕を掲示し、「店じまい売りつくし」と題した閉店セールを行うなど、ユニークな宣伝を開始。メディアに取り上げられ話題を呼んだが、業績は伸び悩み、近年の年間売上高は約3000万円にとどまっていた。
代表者は自宅不動産を売却するなどして資金繰りをしていたが、高齢で体調を崩し、2016年2月に店舗を閉鎖していた。
靴の販売は他社が引き継いでいたが、同社自体は資金不足により法的手続きによる清算を選択したとみられるという。負債総額は調査中という。
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