大学別の学生起業家数ランキング、1位は?――スタートアップ専門メディアを運営するディップの5月23日の発表によると、トップ3は慶応義塾大学(16社)、東京大学(14社)、早稲田大学(9社)だった。
1位の慶応義塾大学は、藤沢イノベーションビレッジ(SFC-IV)を擁し、起業家育成を積極的に行っている。東京大学、早稲田大学も文部科学省の「EDGE program」に参加し、企業を支援している。
地域別では関東圏が大多数を占めた。ディップは「大学の知名度に比較的比例する形で創業が行われている」と分析している。また、5%だが中高生での起業もあった。
2017年3月時点で在籍中の学生起業家を対象に調査。掲載許諾を得た企業のみを掲載した。2012年の政府統計では、在学中の起業者は全国に4300人。07年調査の8600人から半減しており、学生起業家の減少傾向が見られている。
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