マツダは6月1日、「RX-8」の燃料ポンプで不具合が起きる可能性があるとして、2003〜08年に製造した2万9902台のリコールを国土交通省に届け出た。
燃料ポンプのうち、樹脂製パイプ部の耐久性が不足しているため、パイプ内の燃料の圧力と、エンジンや排気管からの熱でパイプが劣化することがあるという。そのまま使用すると劣化が進み、パイプに亀裂が生じ、燃料が漏れて火災に至る恐れがあるという。
これまで11件の不具合が報告されているが、事故はないという。
また04〜05年に見つかったフロントサスペンション部の不具合について、新たな原因が判明したとしてリコールの対象を拡大した。
関連記事
- マツダがロータリーにこだわり続ける理由 その歴史をひもとく
先日、マツダの三次テストコースが開業50周年を迎え、マツダファンたちによる感謝祭が現地で行われた。彼らを魅了するマツダ車の最大の特徴と言えば「ロータリーエンジン」だが、そこに秘められたエピソードは深い。 - 「マツダ ロードスターRF」はロードスターなのか?
ロードスターRFの試乗を終えて戻ると、マツダの広報スタッフが「良いクルマでしょ?」と自信あり気に話しかけてきた。そんな新たなモデルを12月末に発売する。ロードスターとしてRFは異端と言えるだろう。 - マツダはRX-VISIONをビジネスにどう生かすのか?
今回の東京モーターショーで注目を集めた1台が、マツダのコンセプトスポーツカー「Mazda RX-VISION」だ。この発表に込められたマツダの強い思いとは――。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.