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メガネスーパー、不振脱却への道は「IoT」と「M&A」「アイケア戦略」は奏功(2/2 ページ)

メガネスーパーが、2017年4月期の連結決算を発表。減益だったが、最終黒字に踏みとどまった。今後は「アイケア戦略」のほか、他の眼鏡店の買収・合併と、ウェアラブルデバイス「b.g.」の販売に注力していくという。

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スマートグラス「b.g.」の開発は新会社で継続

 メガネスーパーは5月1日に、IoT(モノのインターネット)事業を担う新会社「Enhanlabo」を立ち上げた。

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今後のグループ内の構成

 Enhanlaboは、これまでメガネスーパーが開発を手掛けてきたウェアラブル端末「b.g.」を事業の中心に据え、現在は同端末のプロトタイプの改良や、共同で実証実験を行うパートナー企業の開拓などを行っている。

 現段階では、機器の点検をハンズフリーで実施できる建設事業者向けソリューションなどを開発。患者の口腔内を拡大して表示する歯科医師向けソリューションなども開発を進めており、19年4月をめどに量産を始める予定だ。

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ウェアラブルデバイス「b.g.」(17年1月、「ウェアラブルEXPO」にて撮影)

 Enhanlaboの座安剛史社長は、「『b.g.』は、眼鏡店が手掛けた端末として、見え方や掛け心地にもこだわっている。実用化に向け、当社は今後、IoTを推進する企業団体『IoT Partner Community』にも参画する。ウェアラブルデバイスに関する研究会を立ち上げ、他社と意見交換しながら開発を進めたい」と話している。

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会見での星崎社長=左、座安社長=右
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