ニュース
助手席・後席シートベルト警報が義務化 20年から:後席の着用促す
保安基準が改正され、車の助手席と後部座席のシートベルト警報の導入が2020年9月1日以降の新型車から義務付けられた。
国土交通省は6月22日、道路運送車両法に基づく保安基準を改正し、車の助手席と後部座席のシートベルト警報の搭載を2020年9月1日以降の新型車から義務付けた。
現在は運転席のみが対象だが、国際基準の改正に伴い、国内でも助手席と後席を警報義務付けの対象に加える。
一般の乗用車では、助手席は運転席と同様、エンジンスタート時にシートベルト非着用なら表示と音で警報する。後席はエンジンスタート時に非着用なら表示で警報、走行時に外すと表示と音で警報するよう義務付ける。
警察庁と日本自動車連盟による2016年の調査で、運転席と助手席でのシートベルト着用率は一般道、高速道路を問わず94%超だったが、後席は一般道での着用率が36%と、前席に比べ低かったという。
今回の保安基準の改正では、運転者を録画する室内用ドライブレコーダーを、車外用ドライブレコーダーと同じ範囲のフロントガラス(上端から20%または下端から15センチの範囲)に装着することが認められた(6月22日から有効)。
関連記事
- 車のライト、「暗くなると自動点灯」義務付け 20年4月以降から
国交省は、暗くなると車のヘッドライトが自動的に点灯するオートライトを20年4月以降に販売する新型車に義務付ける。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.