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タカタ株、急反発でストップ高 国内メーカー支援報道で:22日は年初来安値を更新も
民事再生の方針が報じられてから暴落していたタカタ株が、6月23日の株式市場で急反発。ストップ高となる前日比50円高(+45.6%)の160円を付けた。
エアバッグのリコール問題の影響で、近く民事再生を申し立てる方針だと報じられて以降急落が続いていたタカタ(東証1部)の株価が、6月23日の株式市場で急反発した。
タカタ株は、取引開始直後から急騰。午前9時20分には値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比50円高(+45.6%)の160円を付け、そのまま取引を終えた。
同日付の日本経済新聞が、本田技研工業、トヨタ自動車、日産自動車など国内自動車大手がタカタの資金繰り支援を行うと報道。市場に安心感が広がったためと考えられる。
近く民事再生を申請することが報じられた16日以降、タカタの株価は急落。19〜21日にかけて3日連続で値幅制限の下限(ストップ安)となり、東京証券取引所はタカタ株の値幅制限を80円から160円へと拡大していた。
その結果、22日は前日比134円安(−55%)の110円にまで下がり、年初来安値を更新。500円台で推移していた報道前の2割程度にまで落ち込んでいた。
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